お仏壇(お内仏)の灯明(ロウソクの火)は何を表しているのか?
それは
私の“闇”を、仏の“光”に照らして明らかにしていただく、
という意味があります。
仏の“光”とは、
お釈迦様(仏)の覚られた「ものの見方」、つまり【智慧(ちえ)】を表します。
ある先生の解釈によると、
【智慧】の
「智」とは、この世を生きるために働かせる認識能力、
「慧」とは、現象の真実の姿を見つめる認識能力。
まとめると、
【智慧】とは、
“事実をどこまでも事実として ありのままに認める働き”
ということであり、
それは、
「縁起」というものの見方に目覚めて開かれてくる「ものの見方」だ、と説きます。
それでは、その【智慧】とは、どんなふうに「ものを見る」のかというと・・・・
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すべての存在は種々の条件により【因縁】
仮にそのようなものとして成り立っている【五蘊仮和合】
ゆえに条件次第で変化し【無常】
独立的存在をもたず【空・無我】
互いに依存する【お陰さま】
以上は、以前に何かの本からメモしたものです(何の本は失念してしまいまました)。
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・・・・またまた難しいですね(苦笑)
でも
お仏壇のロウソクの火は、
そういう「教え」にワタシ自身を照らす意味があるのです。
決して、線香に火をつける為の「火だね」ではありません(笑)。
あと
法要の最中にロウソクの炎が大きく燃えだしたりしたら
「あ!亡くなったバアチャンが帰ってきたんだ!」
と自己流に解釈する方が以外といるんですが、
(そう思いたい「情」としては分かりますが)、
ロウソクの炎が大きくなったのは、ある「条件」のもとでそうなった「事実」であり、それ以上の意味はないと思います。
ま、自由ですけど・・。
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