盧武鉉前大統領が退任後、故郷の韓国南部・金海市に戻った権良淑夫人=08年2月(聯合=共同) 韓国検察、夫人と長男から聴取 盧前大統領不正資金供与疑惑【ソウル12日共同】韓国検察当局は12日、盧武鉉前大統領夫妻への不正資金供与疑惑で、11日に権良淑夫人を、12日には長男の建昊氏を検察庁舎に呼び事情聴取したと発表した。 2人とも参考人としての聴取で、夫人は11日夜には自宅に帰った。韓国メディアによると、検察当局は早ければ今週中にも前大統領本人から事情を聴く方針という。 聯合ニュースによると、検察当局は、前大統領の有力後援者が現職当時の前大統領からの要求で2007年6月に渡したと供述している現金100万ドル(約1億円)の使途などについて夫人から聴取。夫人は、債務の返済などに使ったと答えた。 韓国メディアによると、100万ドルの一部は建昊氏の米国留学費用に充てられた疑惑も出ている。 建昊氏は、前大統領が退任する直前の昨年2月、前大統領の実兄の娘婿が香港に持つ口座に、同後援者から500万ドルの送金を受けた問題に関与したとされる。 検察当局は、後援者の供述から、金が前大統領への事実上のわいろだった可能性があるとみており、後援者に資金提供を要請した目的などを聴いているもようだ。 娘婿は10日に外為法違反容疑で拘束されたが、12日に釈放された。 【共同通信】
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