MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

スポーツホーム > スポーツ > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

WBCと別人!?致命的百球肩…岩隈Vs野村、再燃

「真のエースはマー君」

 真のエースの道は、まだまだ遠い。楽天・岩隈久志投手(27)が10日の西武戦に先発したが、5回まで92球を投じ3失点。楽天は0−6で敗れ、本拠地初登板の岩隈は今季初黒星を喫した。

 WBCとは別人のような投球内容に終わったが、野村克也監督(73)は「そうかな? そんなことないだろ。今日は7回まで投げると張り切ってたのに。しょうがないわな。投手は今日は批判できない」と不気味なほどボヤキはなし。西武先発の涌井に8回まで3安打で、無得点に終わった打線をヤリ玉に挙げた。

 それでも「この3連戦は1つの大きな山だからね。相手はチャンピオンだから。これに勝ち越したりすると、少し楽天も力がついてきたとなるから」と野村監督は考えていただけに、岩隈で勝てなかったのは痛い。昨年の岩隈は21勝でMVP、沢村賞をはじめ投手タイトルを総ナメにしたが、完投は5しかなく、野村監督のボヤキの対象になってしまう。

 日本ハムとの開幕戦(3日)で6回まで1失点も、59球で降板すると、野村監督は「WBCであれだけ投げてて、なんでチームに帰ってくるとダメなんだ。原(WBC監督)なら一生懸命投げるけど、野村ならどうでもいい。その違いだ」と痛烈にボヤいた。

 また田中将大投手が完封勝利を飾ると、「彼は岩隈の反対だから。140球投げてても行かせてくれと言うから『無理すんな』と止めている。そういう意味では真のエースはマー君だよ。チームの鑑だもん。他の投手に岩隈のマネをしてもらっては困るんだよ」と中身の違いを指摘した。

 この日の試合前も、「勝利投手の権利を持っていると、ほとんど代えてくれと言ってくる。西武は100球肩だって知ってるから、作戦は立てやすい。球数を投げさせてくるだろう」と分析していた。それだけに、ダルビッシュに続いて涌井とのエース対決にも勝てば、野村監督を見返すことができたはずだが…。岩隈は「今日はバランスが悪く、制球が定まらなかった。(肩、ヒジは)何とか持ってます」とWBCの疲労が抜けきれず、状態はあまりよくないことを匂わせた。

 岩隈が真のエースと認められるようになるのは、いつになるのだろうか。

■楽天−西武1回戦(西武1勝、18時、Kスタ宮城、1万5990人)

 西 武100020102 6

 楽 天000000000 0

 涌井2試合2勝

 岩隈2試合1勝1敗

 ボカチカ2号(朝井)

ZAKZAK 2009/04/11