2009.04.12 Sunday
漢字が読めない?首相
「麻生太郎首相が4月10日に皇居で開かれた天皇、皇后両陛下の結婚50周年の祝賀行事に参列した際、三権の長らを代表して述べたお祝いの言葉の中で言い間違えがあった」との記事が翌日の朝刊に掲載されていました。
間違いは、繁栄を意味する「弥栄(いやさか)」を「いやさかえ」と述べことで、首相はメモは持たずに祝辞を述べたといいます。
麻生首相は、これまでにも誤読があり、発言の一部分でしかない誤読をとらえて「漢字が読めない首相」などと批判されており、今回の記事も、その近視眼的な視点でのものだ、と私は思っています。
誤読は、誰にでもあり、その原因のほとんどは、「誤読を正しいものだと思いこんでいるため」と言われます。
私も、かつて、「懸念(けねん)」を「けんねん」、「順風満帆(じゅんぷうまんぱん)」を「じゅんぷうまんぽ」と読み間違えていた時代がありました。最高傑作だったのは「例(たと)えば」を「れいいえば」です。
マスコミ関係の仕事に就いた以降、辞書を片手に仕事をするようになったことから、その読み間違いに気がついたのですが、まだまだ誤読を正しいと思いこんでいる言葉が数多くありそうです。
学生時代、国語をしっかり勉強しておかないと、朝日新聞出版の『AERA(アエラ)』など、ごく一部を除いて出版物には難解な漢字以外にルビがふってないだけに社会に出てから「誤読のままに…」となってしまうのが現実です。
今回の麻生首相の例でも分かるように、単漢字として読めば「栄」は「さか」ではなく「さかえ」であるだけに、指摘されなければ誤読と分からないのが日本語。本当に、日本語って難しいですよネ。
ここまで書くと「首相は一国の代表。そんな同情論は無用だ」のお叱りを受けそうです。
確かに、そうです。
だからこそ、一言が国益に大きく左右する立場の人を支える側近・秘書の役割は重要。誤読といった問題だけでなく、G7閉幕後の記者会見で「泥酔?」と錯覚させるような醜態で辞任に追い込まれた財務大臣の場合もしかり。側近・秘書がしっかりしていれば、あのような日本の恥をさらすようなことは避けられたはずです。
地方議員は、一部を除いて側近・秘書を雇う経済的なゆとりはなく、議員が側近・秘書を兼ねるだけに、「今回の麻生首相の誤読を伝える記事を他山の石にしなくては…」と受け止めています。
間違いは、繁栄を意味する「弥栄(いやさか)」を「いやさかえ」と述べことで、首相はメモは持たずに祝辞を述べたといいます。
麻生首相は、これまでにも誤読があり、発言の一部分でしかない誤読をとらえて「漢字が読めない首相」などと批判されており、今回の記事も、その近視眼的な視点でのものだ、と私は思っています。
誤読は、誰にでもあり、その原因のほとんどは、「誤読を正しいものだと思いこんでいるため」と言われます。
私も、かつて、「懸念(けねん)」を「けんねん」、「順風満帆(じゅんぷうまんぱん)」を「じゅんぷうまんぽ」と読み間違えていた時代がありました。最高傑作だったのは「例(たと)えば」を「れいいえば」です。
マスコミ関係の仕事に就いた以降、辞書を片手に仕事をするようになったことから、その読み間違いに気がついたのですが、まだまだ誤読を正しいと思いこんでいる言葉が数多くありそうです。
学生時代、国語をしっかり勉強しておかないと、朝日新聞出版の『AERA(アエラ)』など、ごく一部を除いて出版物には難解な漢字以外にルビがふってないだけに社会に出てから「誤読のままに…」となってしまうのが現実です。
今回の麻生首相の例でも分かるように、単漢字として読めば「栄」は「さか」ではなく「さかえ」であるだけに、指摘されなければ誤読と分からないのが日本語。本当に、日本語って難しいですよネ。
ここまで書くと「首相は一国の代表。そんな同情論は無用だ」のお叱りを受けそうです。
確かに、そうです。
だからこそ、一言が国益に大きく左右する立場の人を支える側近・秘書の役割は重要。誤読といった問題だけでなく、G7閉幕後の記者会見で「泥酔?」と錯覚させるような醜態で辞任に追い込まれた財務大臣の場合もしかり。側近・秘書がしっかりしていれば、あのような日本の恥をさらすようなことは避けられたはずです。
地方議員は、一部を除いて側近・秘書を雇う経済的なゆとりはなく、議員が側近・秘書を兼ねるだけに、「今回の麻生首相の誤読を伝える記事を他山の石にしなくては…」と受け止めています。
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