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首相また言い間違え 「弥栄」を「いやさかえ」 '09/4/11

 麻生太郎首相は十日午前、皇居・宮殿で開かれた天皇、皇后両陛下の結婚五十年の祝賀行事に参列、三権の長らを代表して述べたお祝いの言葉の中で、繁栄を意味する「弥栄いやさか」を「いやさかえ」と言い間違えた。

 また同日夕、官邸で行った記者会見で「社会保障」を「社会保険」と間違えるなどし、夜になって官邸報道室を通じて三カ所を訂正した。

 祝賀行事で首相は衆参両院議長や大臣らとともに宮殿「松の間」に並び、両陛下の前に一歩出て、紙は持たずに祝辞を述べた。その中で、結婚五十年を「誠におめでたく存じます」とした上で「両陛下のますますのご健勝と皇室の“いやさかえ”を心から祈念し、国民を代表してお祝いの言葉とさせていただきます」と述べた。陛下は「祝意を表されたことを感謝いたします」と応じた。

 また、会見訂正によると社会保障のほか「公債金発行額」を「公債金発行残高」と、「二兆四千億円」を「二兆五千億円」と間違えた。「二兆五千億円」の言い間違いは、同日発表した追加経済対策に必要な財政出動十五兆円のうち公共事業割合について述べた部分。




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