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<先取りこの一戦>王者・名城、つらい経験胸に――ボクシングSフライ級防衛戦2009/04/10配信
3月中旬、名城にとっては衝撃的な出来事が起きた。日本タイトルマッチで、ジムの同僚の対戦相手が死亡したのだ。名城も試合中の強打でライバルが死亡した経験があり、3月24日の公開練習では涙が止まらなくなった。 一時は引退も考えるほど思い詰めた実直な性格の持ち主。ただ練習中に感情を抑えきれなくなったのは初めてで、ジムの枝川会長も「このままいったら負けるよ」と不安を隠さない。 相手の冨山は19戦18勝(6KO)1敗の右ボクサーファイター。「僕が世界戦の相手で納得できないと思っている方を全員黙らせる」(冨山)と意気込んでおり、名城は距離を保つ相手の懐に入って打ち合いに持ち込みたい。 前座には女子のWBA世界ミニマム級タイトルマッチが予定されている。男女のダブル世界戦は日本初。兵庫県西宮市出身の多田悦子(フュチュール、27)が無敗の王者、孫抄弄(韓国、22)に挑む。
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