<先取りこの一戦>王者・名城、つらい経験胸に――ボクシングSフライ級防衛戦

 
              
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<先取りこの一戦>王者・名城、つらい経験胸に――ボクシングSフライ級防衛戦

2009/04/10配信

昨年9月に王座に返り咲いた名城信男(右)=共同
昨年9月に王座に返り咲いた名城信男(右)=共同

世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級王者の名城信男(六島、27)が11日、大阪府立体育会館で同級10位の冨山浩之介(ワタナベ、25)との防衛戦に臨む。「勝つことが一番だが、KOも狙う」と名城。昨年9月に王座に返り咲いたばかりという以上に、今回は守らなければならない理由がある。

 3月中旬、名城にとっては衝撃的な出来事が起きた。日本タイトルマッチで、ジムの同僚の対戦相手が死亡したのだ。名城も試合中の強打でライバルが死亡した経験があり、3月24日の公開練習では涙が止まらなくなった。

 一時は引退も考えるほど思い詰めた実直な性格の持ち主。ただ練習中に感情を抑えきれなくなったのは初めてで、ジムの枝川会長も「このままいったら負けるよ」と不安を隠さない。

 相手の冨山は19戦18勝(6KO)1敗の右ボクサーファイター。「僕が世界戦の相手で納得できないと思っている方を全員黙らせる」(冨山)と意気込んでおり、名城は距離を保つ相手の懐に入って打ち合いに持ち込みたい。

 前座には女子のWBA世界ミニマム級タイトルマッチが予定されている。男女のダブル世界戦は日本初。兵庫県西宮市出身の多田悦子(フュチュール、27)が無敗の王者、孫抄弄(韓国、22)に挑む。
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