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■『八幡宮の職員辞令 』(4月1日) 年が明けて早いもので4ヶ月が経過しようとしています。 4月に入りようやく暖かい日が続くようになり、境内の桜の枝につぼみが目立つようになりました。 そんな中、昨年4月に奉職した谷津田出仕に一年間の研修期間が終わり、神社本庁より「大崎八幡宮権禰宜」としての辞令が交付されました。これにより目出度く青白色の袴をはけるようになり、神職として一人前と認められたことでこれからも益々ご奉仕に励んでいただける事でしょう。 また、今年も新入職員が1名入社致しました。これから出仕として奉仕する菅原望さん(岩手県胆沢郡金ケ崎町出身)は、昨年3月に國學院大學神道文化学科を卒業し、一年間東京の神社にお努めした後、この度縁あって大崎八幡宮に奉職することになりました。他の神社で学んだ事も生かし頑張ってもらいたいと思います。 そして、今回新たに1名を迎えましたが、逆に2名の職員が巣立ちました。この2名は共に平成18年より3年間奉仕された同期で、1名は月館良治さんです。この4月より実家のある北海道に帰る事となり、苫小牧市に鎮座する樽前山神社へ権禰宜としてご奉仕されることになりました。 もう1名は佐藤志保さんで実家にて花嫁修業に入ることになり、両名とも3月31日をもって退職致しました。 どちらもこれからの活躍を大いに期待しております。 谷津田智之権禰宜 新入職員 菅原望出仕 各課の上司より花束贈呈される月館権禰宜・佐藤志保仕女 ■『ご結婚、おめでとうございます。 』(3月のご本殿での結婚式) 大崎八幡の大神様の大前において、次の方々がご結婚されました。 八幡様のご加護のもと、お二人の末永いお幸せと、ご両家の益々のご繁栄を心よりご祈念申し上げます。誠におめでとうございました。 ■『篳篥の舌(リード)作り稽古行われる (於:東京・千日谷会堂) 』 (2月19日) 既報の通り、当宮では職員全員が、雅楽器(笙・篳篥・龍笛)のいずれかを持菅として、日々習得に励んでおります。 月に一回程度、東京より先生をお招きして稽古を頂いておりますが、今回の篳篥の稽古は、特殊な道具を要するため、日帰りで東京に行って参りました。 篳篥 舌(リード)を装着して、吹く。 篳篥は、全体の主旋律の役割を担う楽器で、楽器本体に、葦(よし)で出来たリード(舌)を装着させて、初めて吹くことが出来ます。普段この舌は、既製のものを買い使用していましたが、今回の稽古は、作り方を教えて頂きました。 簡単に作り方を説明しますと・・・・・。 葦を約6センチに切る 葦の吹く側を3/5程度削る。 小刀を初めて持つ手には力が入ります。。。 加える方をはさみ、回す様に熱を与えつぶす 熱する作業は、形作りの上で重要なポイント。 最後の調整にかかる、八百谷啓人先生。 先生のやり方を見様見真似で削る。手に一層の力が入ります。 1日掛かりようやく完成!!「なかなかの出来具合だ」と喜びを見せる宮崎権禰宜 以上簡単な説明ではありましたが、この舌を作るには素人の私たちには到底難しく、満足のいく舌を作るまでに相当な苦労がいるようです。 何とかこの作り方を習得し、更なる篳篥のレベルアップに繋げて参りたいと思います。 ■『節分祭執り行われる』 (2月3日) 節分祭とは、厄を祓い新春を迎える神事です。 節分とは、立春・立夏・立秋・立冬の四季の変わり目を指す事で、年に4回来ることを皆さんはご存知でしたでしょうか。その中でも立春は、24節による旧年から新年への変わり目であることから重要視されるようになり、単に「節分」と言えば、この日を指すようになりました。 この「節分」は、元々宮中で行われた大祓の日の夜に災厄の元凶となる鬼を祓うための儀式からの由来で、「追儺(ついな)」また「鬼儺(おにやらい)」と呼ばれておりました。 その起源は中国にあり、漢の時代になると装束を着けた官職が、桃の木で造った弓にいばらの矢を用いて東西に3回ずつ討ち、鬼を祓うという儀式が加わりました。当宮の「鳴弦式(めいげんしき)」は、これを模したものです。 その後室町時代になると、宮中から次第に民衆に広まり、米と共に重要な穀物とされてきた「大豆を撒く」という儀式が加わり、その豆が鬼を祓うという信仰につながっていきました。また、豆を歳の数だけ食べると一年間無病息災であるという意識が浸透し、厄年のお祓いと新春を迎える神事として定着し、現在に至ります。 当宮でも立春前日の2月3日、節分祭が執り行われました。約70名の裃を身にまとった参列者が、本殿にて神事参列の後、社殿前・馬場特設舞台にて福物を撒き、ご参拝の皆様にお福分けを致しました。 当日は、天候にも恵まれ、たくさんの参拝者で境内を賑わかせました。子供たちは、顔をほころばせながら福物を取ろうと一生懸命に手を伸ばしていました。 先日の残雪により、足元が悪いなかではありましたが、たくさんのご参拝を頂き誠に有難うございました。 「鳴弦の儀」弦を鳴らし、鬼を追い払います 御神楽「萬代(よろずよ)の舞」 「振り鈴の儀」息長鈴と呼ばれる鈴を用いて、皆様の1年間のご多幸をお祈り致します。 宮司、参列者、玉串を奉りて拝礼 拝殿前にて「福は内、鬼は外、天打ち、地打ち、四方打ち、鬼の目ん玉ぶっつぶせー!」 境内特設舞台にて、撒豆式 福物のご協賛頂いた皆様です。 ■『東北楽天ゴールデンイーグルス必勝祈願祭』 (1月30日) プロ野球パ・リーグ東北楽天ゴールデンイーグルスの野村克也監督はじめ選手スタッフ一同の約100名が去る1月30日、当宮において必勝祈願祭をし、初のクライマックスシリーズ出場に向けた決意を新たにしました。 必勝を祈願する祝詞が奏上された後、島田亨オーナー兼社長、野村克也監督、岩隈久志選手会長ら5人が玉串を奉り拝礼。また祭典後には、野村監督はじめコーチ・選手の全員が「必勝」を掲げた大絵馬(縦1メートル・横2メートル)に揮毫をし、今シーズンの意気込みを絵馬に込めました。 神事終了後、野村監督は報道陣に対し「最後の花道が出来るようにと神様にお願いした。今季は今まで以上の気持ちをもって戦う」と意気込みを語りました。 必勝の神様である「大崎八幡さま」のご加護の元、東北楽天ゴールデンイーグルスのクライマックスシリーズ出場、更には日本シリーズ優勝を心よりご祈念申し上げます。 当宮正面一ノ鳥居より、約100段の大石段を駆け上がり、本殿を目指す選手一同 楽天イーグルス一同、お清めのお祓い 島田亨オーナー兼社長、野村克也監督、岩隈久志選手会長等、玉串拝礼 監督はじめ選手一同、必勝を祈念し絵馬に揮毫 報道陣に笑顔で答える野村監督 決意を新たにする岩隈選手会長 東北楽天ゴールデンイーグルス、必勝!! ■『みんなで守ろう八幡宮』 (1月26日) 本年で55回目を迎えた「文化財防火デー」は、毎年1月26日に消防訓練が行われます。 「文化財防火デー」は昭和24年(1949)1月26日のこの日、法隆寺(奈良県)の火災で金堂が焼損したのがきっかけに、1月・2月が1年のうちで最も火災が発生しやすい時期であることから、1955年に制定されました。 当宮においても毎年この日に、八幡さまの万が一の時に備え、青葉消防署をはじめ当宮近隣の氏子の方々にお手伝いを頂き、消防訓練を実施しています。 今回の訓練では、境内末社・龍神社南から火災が発生したとの想定のもと行われました。火災発見から通報、参拝者の誘導、御社殿の防火に至るまで、実際さながらの訓練をしました。 大寒は過ぎたものの、寒さはまだまだ続くこの時期にお手伝い頂きました青葉消防署をはじめ近隣の氏子の方々、誠に有難うございました。 この「文化財防火デー」を通して、当宮職員はもちろんの事、近隣の氏子の皆様をはじめ、多くの方々に貴重な文化財である「大崎八幡宮」を火災や災害から守っていくことの大切さを改めて考えさせられました。 「備えあれば憂いなし」とは、よく言ったものですが、八幡さまにはあってはならない万が一の時に備え、当宮職員一同、日々八幡宮の護持に努めて参りますので、どうか皆様のお力添えをよろしくお願い致します。 火災発生後、すぐさま参拝者を誘導する。 神職・仕女、御(御神体)を御搬出。 消防車が駆けつけ、火災現場の消火。 神職は、白衣・袴のまま消防服を着装し、社殿まわりの放水銃にて放水社殿への延焼を防ぎます。 御社殿への延焼を防ぐ為、放水銃を放つ。 ■『ベガルタ仙台必勝祈願祭』 (1月25日) サッカーJリーグ2部(J2)ベガルタ仙台の手倉森誠監督をはじめ選手、スタッフ一同の約60名が去る1月25日、当宮において必勝祈願を受けられました。 当日は、朝の冷え込みで凍った100段の大石段を一気上がり、緊張した面持ちで昇殿。白幡洋一代表取締役社長・手倉森誠監督が代表して玉串を捧げ必勝祈願、また選手、コーチ陣らが縦1メートル、横2メートルほどの大絵馬に必勝を祈念し揮毫、今季のJ1復帰・J2優勝への誓いを新たにしました。 参拝を終え、手倉森監督は「昨季の悔しさを味わった主力が全員残ってくれた。6人の新戦力と融合させ、躍動感ある試合を見せたい」と、報道陣へ意気込みを語っていました。 べガルダ仙台一同、お清めのお祓い。 白幡洋一代表取締役社長・手倉森誠監督が代表して、玉串拝礼。 監督、コーチ、選手のサイン入り大絵馬。ベガルタ仙台必勝!! ■『松焚祭(通称:どんと祭)執り行われる』 (1月14日) 当宮の松焚祭は300年の歴史があり、「どんと祭」として親しまれる全国でも最大級の正月送りの行事です。 日没より神事が執り行われ、点火されます。ここで用いられる火は、1月1日「歳旦祭・松焚祭採火式」にて火打石によりきり出された火で、神事斎行まで灯され続けたもので「忌火(いみび)」とも呼ばれます。 炊き上げられた炎は「御神火」と言い、この火にあたると一年間無病息災であると言われており、その「御神火」は天まで届くと言われております。 また、市街を練り歩いた裸参りが「御神火」を目指して参拝するさまは、杜の都・仙台の冬の風物詩として全国に知られています。 三の鳥居前に飾られた「大門松」が建てられ、そこに松飾・古神札が納められる。 宮司により祝詞にて、無事に神様が帰られることをお祈り申し上げる。 間もなく「御神火」は灯され、勢いよく燃え広がる。 この「御神火」を目指して参拝する裸参りは、まさに杜の都・仙台の風物詩といえよう。 ■『プロ野球・楽天イーグルス球団社長島田亨殿、必勝祈願』 (1月6日) クライマックスシリーズ(CS)進出をめざすプロ野球・楽天の島田亨オーナー(社長)ら球団幹部が6日、必勝を祈願をうけられました。 島田オーナーは、「今年は勝負」と鈴を鳴らし手を合わせ、絵馬に「CS進出」と大きく揮毫。 おみくじは「吉」ではありましたが、争い事は「負けておくが利あり」。島田オーナーは「リーグ戦は1位ではなく、ほどよく負けて最後に勝てばいいということ。チームにぴったり」と強気に報道陣に対し語りました。 必勝祈願の神様である「八幡さま」のご加護のもと、本年の楽天イーグルスのCS進出・必勝をご祈念いたします。 玉串に祈念をこめる島田球団社長。 報道陣に囲まれながら、おみくじを受ける。 「吉」。争い事は「負けておくのが利あり」とコメント。 「CS進出」と絵馬に揮毫し、今年の意気込みを語る。 ■『東京ヤクルトスワローズ 佐藤由規投手 必勝祈願』 (1月4日) 昨年、高校生ドラフト一巡目で入団した佐藤由規投手(仙台育英高卒)が4日、家族揃って初詣にいらした。 ご祈祷終了後、祈願絵馬に「躍動」の文字を掲げ、今年の目標を八幡さまに誓いました。 本年の益々のご活躍を心よりご祈念申し上げます。 絵馬に今年の願い・目標を込めて揮毫。「躍動」の文字を掲げる。 ■『歳旦祭・松焚祭採火式、執り行われる』 (平成21年1月1日) 当宮は、年間で数多くの祭典を執り行いますが、その1年の始めの祭典となるのが、この「歳旦祭」です。 「歳旦祭」は、新年を迎えた事をお祝いし、皇室の弥栄と我が国の永遠の繁栄を祈念する祭典です。 また「松焚祭採火式」で灯された火は、1月14日に行われる松焚祭(どんとさい)のご神火となるもので、この火は特別に「忌火」とも呼ばれています。「忌火」とは、穢れのない火と言う意味です。「松焚祭採火式」で灯された火は、松焚祭当日まで灯され続けます。 松焚祭採火式で使用される"火打ち石"と"火打ち金"。 火花を飛ばし、火口(誘火綿)で受け、火種を作ります。 火種は"つけ木"にてロウソクへ移させる この火は松焚祭(どんと祭)まで 灯され続けます。 遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。 平成21年己丑歳を迎えました。皆様におかれましては、期待に夢膨らむ新春をお迎えの事だと思います。 さて、この「八幡さま日記」を開設して4年目を迎えました。今年は昨年にも増して、八幡さまの出来事を更に身近に感じていただけるよう、配信してまいりたいと思います。 平成21年の年頭に当たり、大崎八幡の大神様のご加護のもと、皆様の今年1年のご健勝・ご多幸を心よりご祈念申し上げます。 ■バックナンバー〈平成20年〉 ■バックナンバー<平成19年度版> ■バックナンバー<平成18年度版> |
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