(CNN) オバマ米大統領が先に行った欧州、トルコ歴訪に関連し、米国民の各国に対する好感度を尋ねる最新世論調査で、英国が首位だったことが7日分かった。CNNとオピニオン・リサーチ社が共同実施した。
米国民10人のうち9人が英国を好もしく思い、日本とドイツの約7割が続いた。オバマ氏が先に訪問したフランスとトルコも肯定的な評価を得た。また、イスラエルとインドが約7割の比率を集めた。
麻薬カルテルと治安当局の武装衝突が続き、米国への暴力波及の懸念が高まるメキシコは52%で、否定的な評価は46%だった。
ロシアと中国に対しては肯定と否定がほぼ半分ずつだった。
好感度が低かったのは、パレスチナ自治政府の71%やパキスタンの76%など。オバマ政権が送金や親族訪問の規制で一部緩和を計画するキューバは約6割が否定的な評価だった。人工衛星打ち上げと称し最近、長距離弾道ミサイルを発射したとみられる北朝鮮と、核開発問題で米国と厳しく対立するイランに対しては約9割が親しみを感じないとした。
今回調査は、米国人の成人1023人を対象に4月3日─5日、電話などで実施した。