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今日は復活祭(イースター)の日でした。イースターについて調べてみると次のようなことが書かれていました。 イースターの語源については、一般にヴェネラルブル・ビードの説(735年)に従って、北欧神話の春の女神と考えられているが、北欧神話にはこのような女神エオストルは存在せず、太陽の昇る季節の意味であった。 そこでイギリスには面白い伝説がある。イースターの朝早く山へ登って太陽が登るのを待つと、やがて昇ってきた太陽は、キリストの復活を祝って三度嬉しそうにジャンプする、というのである。スコットランドのある老婦人はこう描写している― 「黄色に輝く太陽が大きな丘の頂に姿を現わすやいなや、緑、紫、赤、鮮紅、白、白熱と色をかえ、まさに四大の王者である神の栄光を人々に示すようであった。愛する勝利の救世主の歓喜に満ちた復活に欣喜雀躍して、太陽は上下に踊った」 イギリスやアイルランドでは東の窓辺に水をはったたらいを出し、それに太陽が踊るのを映してみたり、ヨーロッパ一円で野原や丘の上で日の出を待つ人々が、最初の光と共に大砲をうったり、鐘を鳴らしたり、聖歌を歌ったりして祝ったという。 (「一角獣 不死鳥 魔女 ―英文学の周辺」(船戸英夫 弓書房)) これを読んで「リーベとおばあちゃん」(ヨ―・テンフィヨール作 ハーラル・ノールベルグ絵 山内清子訳 福音館書店)というノルウェーの絵本を思い出しました。 北の国、ノルウェーの谷間のむらに、リーベランドという農場があり、リーベという小さな女の子と両親と、おばあちゃんが暮らしていました。リーベはおばあちゃんがだいすきでした。そこでは冬になるとむらさき山という大きな山のむこうにかくれてしまいおひさまが見えなくなります。おばあちゃんは病気で春がきて村におひさまがさす日をたのしみにしていました。おばあちゃんはリーベに復活祭の日のあさ、山の上でおひさまがおどるのを見てねがいごとをすると、そのねがいごとはきっとかなえられると教えてくれました。けれどもそのねがいごとはないしょにしておかないといけないのです。おばあちゃんはまだ少女だったころ、おじいちゃんとなかよくなれますようにとおねがいしてそれがちゃんとかなえられたのでした。 リーベは山の上でお日さまがおどるのを見に行きたいとお父さんに頼みました。おばあちゃんのびょうきが直るようにお願いするためでした。ふたりは車にスキーを乗せて山へと向かいました・・・・。 はじめてこの絵本を読んだのはもう何年も前でしたが、その時には復活祭のことについてはあまり関心がありませんでした。けれども、このリーベの優しい健気な姿に深く感動したことを覚えています。リーベがおばあちゃんのために山から摘んできたおひさまのこどものようなふきたんぽぽ。愛が描かれた絵本です。 今日は父も杖をついて出陣式に出席しました。父が帰ってから少したってから私が家に戻ってくると隣のおばあさんと父が話していたので、そのあとおばあさんと私と2人でしばらく話をしました。その方も腰が痛くてあまり外に出歩けないということでしたが、そういう年配の方の健康のためにもコミュニティーセンターがもっと活用できればなあと改めて思ったのでした。 |
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