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【東京】

国分寺市 小金井市可燃ごみ受け入れで協定書

2009年4月11日

協定書を取り交わす星野信夫・国分寺市長(右)と稲葉孝彦・小金井市長=国分寺市で

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 小金井市の新ごみ処理施設の建設場所決定が先送りされ、本年度の可燃ごみ受け入れ先が宙に浮いていた問題で、国分寺市は十日、小金井市との間で、同市の可燃ごみを九月末まで、計二千トンを上限に受け入れる協定を締結した。

 昭島市も五月末まで、計約九百トンを受け入れる方針を決定。すでに、八王子市が五月末まで、計約千トンを受け入れる方針を表明しており、小金井市は当面、国分寺など三市にごみの処理を委託することになった。

 国分寺市役所での協定締結の際、星野信夫・同市長は「人道的立場から受け入れるが、住民説明会でも気持ちが理解できる(厳しい)意見があった」と、受け入れに反発があることを強調。これまで、今年二月中の建設場所決定を条件に、ごみの処理を委託してきた稲葉孝彦・小金井市長は「建設場所が決定できず、大変ご迷惑をかけた。九月以降も受け入れが継続されるように、(決定に向け)努力したい」と険しい表情で話した。 (北川成史)

 

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