週刊争論

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[586] 「ブログ炎上」!タレントを脅迫した疑いで6人を書類送検

投稿者
WEB多事争論編集委員
投稿日
03/28 17:49

 お笑いタレントのスマイリーキクチさんのブログに、殺人事件の犯人であるかのような誹謗中傷を書き込んだとして、警視庁は27日、名誉棄損や脅迫の疑いで、
国立大学職員ら6人の男女を書類送検しました。
 キクチさんのブログは去年1月の開設以来、「人殺しがなんで芸人をやっているんだ」「生きる資格はねえんだよ。パンチくらわす」といった中傷が大量に書き込まれ、“炎上”と呼ばれる状況になっていました。
 被害届にもとづき警視庁は通信記録を分析した結果、先月までに1人を書類送検し、さらに書き込みを特定できた18人のうち、執拗で悪質だった6人を新たに書類送検したということです。
 「ブログ炎上」はプロゴルファーの上田桃子さん、春風亭小朝さんの妻だった泰葉さんなど多発しています。
 “炎上”と今回の捜査当局の判断についてどう思われますか?

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[591] Re:「ブログ炎上」!タレントを脅迫した疑いで6人を書類送検

投稿者
伊賀 敏
投稿日
03/29 10:55

一般の人には今まで発言権がなかったんですね。 マスコミや有名人は発言がそのまま世間に流れる。 NETで一般国民が発言権を得たのです。 問題は個人の自覚で、その発言権を守れるのか、ということでしょう。 

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[600] 小さなマスコミ

投稿者
ton_paris E-MAIL
投稿日
03/30 11:34

常に少し引いた目で見た方が事実がよく見えるという部分があります。たまたま今朝、某民放局の朝のニュースショーをやっているのをちらりと見たのですが、現在小沢さんの秘書逮捕で問題になっている民主党のある議員が出演していました。彼は今回のことだけでなく、やはり過去のマスコミの報道について言及し、その謝った報道が引き起こした様々な問題について何ら責任を取っていないし、釈明もしていないと言っていました。

一方、それに対してコメンテーターとか政治記者、そしてやや知的で売っているタレントが出演し、これまでの報道に対するコメントはいっさいないままに、今回の事件に対する小沢さんの説明責任についてまるで自分が「正義」の代弁者であるかのような態度で小沢代表の説明責任をその民主党議員に追求していました。
これは違うでしょ。と思いました。説明責任というなら、一体なにをどういう目的で聞きたいのか明らかにした上で記者会見(これまで何回も小沢代表は行っている)で聞けばいいではないですか?追求している側の政治記者やコメンテーターはどれほど清廉潔白なひとなのだろうと思ってしまいました。

これを見て思ったのは、今回のブログ炎上と無関係ではないのではないかと思いました。正直どこが違うのだろう。と。こういった公共の電波を使ったメディアの横暴ともいえる態度は、実は小さなメディアでもあるネットの世界でも行われている、その典型的な例が、今回のブログ炎上なのではないかと思いました。攻撃している側の人は、どれほど潔白なひとなのでしょうか?

ブログと言えど、多くの人が目にするメディアです。書き込む人間は書き込んだことに対する責任が伴うのです。警察権力による検閲につながるとこれはまた別の大問題ですが、きちんとしたしょうもなくに人を傷つけていいということにはならないと思います。最悪の場合刑事責任もあり得るのではないかと思います。

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[614] Re:小さなマスコミ

投稿者
松尾
投稿日
04/01 01:36

私は、そこまでマスコミが誤った報道をしているとは思いません。
世論調査で、小沢氏の辞任を求めるのが多数を占めるのも、
小沢氏を悪者にしているというより、
説明不足に不満を持っているからではないかと思います。

10年間で集めた3億円ものお金の使い道は?
何の見返りも求めず、企業が多額の献金をするのか?
こいした基本的なことに全く答えていません。
知らなかったの一点張りで、これで多くの人が納得するでしょうか。
表面化した以上は説明する義務が有ると思います。

検察の説明責任、今回の件が形式犯であること、
他の議員になかなか検察の手が伸びないことも新聞の社説などは指摘しています。
テレビの報道もそこまで偏っているでしょうか。
マスコミに責任転嫁するのは政治家の常套手段だと私は思います。
記事の大小ではなく、どの記事に注目するかが大事ではないでしょうか。

プログ書き込みの問題点は匿名性にあると思っています。
自分の言いたいことだけ書いて、書かれた側に反論する機会を与えない。
反論する機会が有るかどうかが大事で、
ブログの炎上とマスコミの報道は違うのではないかと思います。

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[619] Re[2]:小さなマスコミ

投稿者
ton_paris E-MAIL
投稿日
04/01 16:59

おっしゃることは最もですが。
私はマスコミにも大きく分けて2種類あると思っていて、週刊誌的な視聴率狙いでニュースを劇場化するものと。吉岡さんたちの作られているもののようにキチンと検証しながら冷静な視点で報道する番組です。

昨日見たものは前者の部類に入るものと思われます。
実は世論というものは前者の方によって動かされているのではないかという危機感を持っています。
ご覧になっていれば松尾さんもこれは違うお思いになると思います。追求の仕方が、ブログほどまでは行かないですが、まるで刑事が犯人に取り調べしているような印象を受けました。

これと小沢氏が説明責任を果たしていないという問題は別の問題です。小沢氏が説明責任を果たすのは当然ですが、政治記者は、記者会見で質問をするなどして、小沢氏から下記の内容に対する答えもしくは手がかりを引き出す努力をどのくらいしたのかどうかということです。

いいたくないことは基本的には答えたくない。これは当たり前です。それを引きだすのが、記者の腕なのではないのでしょうか?
これは小沢氏だけでなく検察に大しても言えると思います。
調査の数字を「正義」のメルクマールにしていいというものではありません。何か起ると疑いの段階で悪者に仕立て上げ総攻撃するという体質そのものがブログ炎上と近いと言っているのであって、何もマスコミ全体がそのような体質だと言うことではありません。


>マスコミに責任転嫁するのは政治家の常套手段だと私は思います。

これは昨日の場合には当てはまりません。
責任転嫁しているのではなく、管直人議員の年金未納問題が起きた時、まるで悪者のように扱って党首を降りるところまで追い込んでおきながら、後でそれが事実と反することがわかってももう取り返しがつかないですよね。その民主党議員はそのことを言っているのです。そのことに対して菅直人議員に対する釈明はなかったと。


一件違うように見えるけれど、体質や心理的な動きは近いのではないかと思います。

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[626] Re[3]:小さなマスコミ

投稿者
松尾
投稿日
04/02 00:59

しかし、今回の件に対する世論調査の結果は、
それなりに当たっていると私は思うんですよ。

もちろん、今のところ真実ははっきりしませんし、
私自身、小沢さんを悪者にする気もありません。
しかし、菅さんの時と決定的に違うのは、
小沢さんは総理大臣になる可能性がかなり高いということです。
説明能力が足りない、説得力もない総理を国民は支持するでしょうか。
それは、政治記者の問題ではないと思います。

小沢さんは検察と法廷闘争すると言いました。
総理になってまで、検察と争うつもりでしょうか。
総理はそんなに暇な職務ではないと思いますし、
連日この話題一色になるのは目に見えています。

今、小沢さんがやるべきことは、
説得力のある説明をして、ある程度納得させてから続投するのか、
辞めて個人として検察と争うのかのどちらかではないかと思います。

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[627] Re[4]:小さなマスコミ

投稿者
伊賀 敏
投稿日
04/02 01:31

どう考えてもおかしいのは、軽微な犯罪で23日間拘留して、起訴後も公判まで保釈しない、おそらく証拠調べまで保釈しない、という人質司法です。


彼が小沢氏の秘書でなかったとしても、これは許されません。
しかし現実にはこの例が、かなり多いのです。
この手で苦しめられている国民はかなりの数に上るのです。
マスコミはこういった例を報道してますか? 取材してますか? 何故、やらないのですか? 反論できないでしょ。 それほど司法が腐ってしまっているのですよ。


これを正すのは、政権交代より重要なことです。
これは憲法違反です。 司法が国民に対して暴力をふるっているわけです。
憲法はこれを許してはいません。

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[604] 「ブログ炎上」問題~日本高野連の厳重注意とニュース・バリュー

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
投稿日
03/31 13:49

 購読している今朝の『スポニチ』を見て驚きました。
一面に「8強・利別高校(宮城)のベンチ入り選手が侮辱ブログ」という大見出しが掲載されていたからです。
 ベンチ入りのメンバーの一人が自身の携帯サイト上のブログに、対戦校の掛川西高校(静岡)の選手たちを「変な顔のやつばかっか・笑。昭和くさい。負けたら昭和以下か・・・。大正?負けねーだろ」と中傷していたというのです。
 事態を重く見た日本高野連は利別高校を厳重注意し、高校側は校長が謝罪しました。
 記事では「利別は“21世紀枠”の選考基準である『他校の模範』という項目をクリアしての出場だけに後味の悪さは否めない」と述べていますが、事実関係をよく読むと、書き込んだ生徒は行き過ぎた行為だと思い記事を自ら削除したものの、
削除前の内容を見ていた人から高校に苦情メールが数件届いて事態が発覚したとのこと。
 一般紙はいわゆる“ベタ記事”扱いでしたが、『スポニチ』は一面で最大級の見出しとともにブログの全文の写真まで載せています。
 今回の書き込みが果たしてそれだけ大きく報じるにニュースなのか、私は疑問を持たざるをえません。
 「現代のネット社会を象徴するような“事件”に高校球界関係者は一様に大きなショックを受けている」とも書いていますが、本当にそうなのでしょうか?
 まず、ブログの文面自体が新聞で一面で批判するようなひどすぎる内容とは思えません。また、有名人などと違って一高校生のブログがそれほど一般性を持っているとは考えにくく、実際、クレームも数件に過ぎません。
 「関係者は一様にショックを受けている」というのですが、高野連が果たして積極的に“厳重注意”処分を下したのかも検証する必要があるでしょう。
 著名人のブログ、特に政治家やプロ・スポーツ選手、芸能人のブログは、各人が
程度の差はあれ「表現の自由」に一定の制限を受けると思います。
なぜ制限されるのか?色々と理由は挙げられますが、ひとつあげるとすれば、そうした職業についている人は、税金で飯を食べていたり、自らの“顔”や“腕”をさらして収入を得ているからです。
 したがってton-parisさんが指摘されているように、内容には本人もその記事に書き込みをする人にも責任が伴うとおもいます。
 まだ10代の若者を責めるにはあまりに根拠が乏しいとおもうのですが、皆さんはどう思われますか? 

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[630] Re:「ブログ炎上」問題~日本高野連の厳重注意とニュース・バリュー

投稿者
ton_paris E-MAIL
投稿日
04/02 02:30

これは私の個人的考えかもしれませんが、この手の新聞にはもはや自分がマスコミの一端を担っているという自負のようなものがなくなっていると感じます。ブログに中傷する書き込みをしている人たちとかわらないのではないでしょうか?このような記事、週刊誌などもそうですが、それらの悪い影響がある上に匿名性というものがさらに拍車をかけて集団心理にのっかって歯止めが利かなくる。これがブログ炎上の正体なのではないかと思います。
これをどうしたらいいのかというと、今すぐ最良の策というものが思い浮かばないのですが。これは社会全体の病理みたいなものかもしれません。まわりの人たちとの関係性が壊されると、どうしても人々の心の中に不安が生まれるその不安は、心の中にじっとしているのではなくて常にどこか外の対象に投影されるということになるのでしょう。

戦争などもこれと同じ仕組みで集団的に行われるものだと思います。

やはり今のところひどいものは摘発するしかないのでしょうか?

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