週刊争論

No.86に関するツリー

[86] 『裏シネマパラダイス』

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
投稿日
03/17 00:53

 「アカデミー賞」の授賞式が、2月22日(日本時間2月23日)に迫りました。
毎年この時期になると、私は今年の受賞を予想します。(特に作品賞と監督賞)
 節目の80回となった去年の作品賞は『ノーカントリー』で、コーエン兄弟は監督賞も授賞。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』と迷ったのですが、私の予想は『ノーカントリー』で見事的中しました!(ちなみに『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』で狂気の石油採掘者を演じたダニエル・デイ=ルイスは主演男優賞を獲得)
 2つの作品は、去年『筑紫哲也ニュース23』で取り上げました。
膳場貴子キャスターが『ノーカントリー』のハビエル・バルデムにインタビューした際に私も同席したんですが、映画の殺人者と真摯なハビエルのギャップに膳場さんとともにびっくりしたものです。
 今年は外国語映画賞に『おくりびと』がノミネートされていて注目されます。
私の予想は作品賞・監督賞ともにデビッド・フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン』。(HPの【シネマパラダイス】で小池由紀さんがレビューを執筆しているので参照ください)
対抗馬はロン・ハワード監督の『フロストXニクソン』でしょうか。
前評判の高い『スラムドッグ$ミリオネア』はまだ観ていないので、なんとも評価できません。
 私のアイドルといってもいいクリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』は、アンジェリーナ・ジョリーが主演女優賞にノミネートされていますが、『愛を詠む人』のケイト・ウィンスレットが強敵。『ベンジャミン・バトン』のブラッド・ピットと夫婦でダブル授賞となれば、盛り上がるのですが・・・
 あと個人的には『ダークナイト』でジョーカーを演じた故ヒース・レジャーに助演男優賞(本当は主演でもいいとおもうのですが・・)をあげたいな。
 是非、皆さんの予想をお寄せください!!

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[88] Re:第81回アカデミー賞 「映画の祭典」皆さんの予想は?

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
投稿日
02/19 17:54

 ケイス・ウィンスレットの主演映画は邦題『愛を読む人』でした。訂正します。
この作品は、2000年のベストセラー『朗読者』(The Reader 原題:Der Vorleser  Bernhard Schlink著 新潮社)の映画化。
 ベルリン・フンボルト大学で法律を教えるベルンハルト・シュリンクは、現代ドイツ文学の旗手で、私のお気に入りの作家のひとりです。
 15歳の少年が母親くらいのハンナという女性と恋におち、少年が本を朗読するという不思議な逢瀬を重ねるものの、ある日、ハンナが失踪してしまう。その陰に「終わったはずの戦争」があった・・・・というあらすじなんですが、世界で500万人が読んだ「問題作」です。法学者でもある作者が恋愛小説という形式をかりて、「戦争犯罪と責任」という深いテーマを投げかけているからです。
日本にもこんな作家がいたら・・・と思わせる珠玉の作品です。
  

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[106] Re:第81回アカデミー賞 「映画の祭典」皆さんの予想は?

投稿者
小池由起
投稿日
02/20 15:00

いよいよ日本時間の23日(月)発表になるアカデミー賞、昨年のTV視聴率が史上最低だったこともあり、今年はノミネートから派手になりました。それを考えるとブランジェリーナのダブル受賞で、視聴率を稼ぐのでは?とアメリカでは考えられているようです。(現地のTV番組より)でもそれをやると、そもそもハリウッドの作品を軽視しがちのヨーロッパ派が「やっぱりハリウッドは映画を理解していない」などといわれてしまいそうなので、ぎりぎりどちらかに賞を取ってもらい2人がハグするところで点数を稼ぐというのが無難なところなんじゃないでしょうか?そう考えるとジョリーに分がありそうですが、どうでしょうか?

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[108] 今回のクリント・イーストウッド作品の感想

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
投稿日
02/20 17:14

 小池が言うように、『チェンジリング』のアンジェリーナ・ジョリーは、確かにいい演技でしたね。彼女のこれまでの作品を考えると、「監督が変わるとこうも違うのか」と。

 しかし、しかしです。長年のファンとして、敢えて言わせてもらえば、今回の作品は「何か」が足りない。ちょっと言葉で説明しにくいんですが、このことは同じくイーストウッド・フリークの藤原帰一さんも『アエラ』で指摘されています。
 私が思うに、『ミスティック・リバー』(2003)、『ミリオン・ダラー・ベイビー』(2004)、『硫黄島二部作』(2006)と映画史上に残る仕事をしてきた彼の3年ぶりの新作ということで期待が高すぎたせいなのと、俳優の演技・演出・編集・風景・セット・音楽等々があまりにも「完成されすぎている」ことが原因ではないかと思ってます。

 今週の『週刊文春』の「シネマチャート」では、品田雄吉さんや中野翠さんらそうそうたるメンバーが、満点の五つ星をつけています。唯一、斎藤綾子さんが四つ星でした。
 『許されざる者』(1992)でオスカーに輝いて、今世紀に入ってからの彼の仕事をたどると、作品に「正邪の区別」がなかったり、あるエピソードの結論が描かれていなかったり(『ミリオン・ダラー』におけるボクサー・トレーナーのその後や娘との関係など)、映像は非常に美しいんだけども、ストーリーや演出に関しては、普段は表に現れない感情を思いっきり揺さぶられる感じ、絵画で例えるとエドワード・ホッパーの後期の作品を目にした時のような感覚がありました。
スクリーンを離れたあとも胸騒ぎがおさまらない余韻が続き、自分なりに解釈をつけることが愉しみでした。この解釈が、自分の年齢とともに変わっていくのも愉しく、結局、DVDで作品を繰り返し観ることになるわけですが・・・。
 『チェンジリング』は実話の映画化なので、ストーリーを忠実に映像化したこともあったんでしょうね。(その実話自体が凄い内容なんですが、それは実際に映画館で見てください)
 今日はこんなところで、久々に主演・監督をした次回作『グラン・トリノ』への期待が弥が上に膨らみます。

PS:イーストウッドに関しては、このサイトの【23時の記憶~Movies】も参照   ください。
   また、去年、」邦訳が出版されたマイケル・ヘンリー・ウィルソンの『孤高   の騎士 クリント・イーストウッド』(フィルムアート社)が見事な評論集   だと思います。ご一読を!

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[491] Re:今回のクリント・イーストウッド作品の感想

投稿者
αβ
投稿日
03/22 00:32

先日「チェンジリング」を観ました。20世紀前半のアメリカの価値観の中で、アンジェリーナ・ジョリー演じる主人公が孤軍奮闘する姿は一見の価値ありです。主人公は大きな喪失感に苛まれるのみならず、偏見や汚職といった障害まで降りかかり、絶望感に押し潰されてしまっても不思議ではない展開なのですが、それに対して多くの支援を得ながら果敢に立ち向かっていく「強い女」とアンジェリーナのイメージが上手く重なったという点で、巧みなキャスティングだったのではないかと思います。

ただ、この映画を否定する意図は全くないのですが、心の深い部分が揺り動かされるような映画には何年も遭遇していないのが実情です。

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[126] Re:第81回アカデミー賞 「映画の祭典」皆さんの予想は?

投稿者
HH
投稿日
02/22 00:54

助演男優賞は白川日銀総裁で決まりですね。
志村けんでもあの味は出せない。


       あまりに感動したもので、すみません。

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[131] 役者ぞろい

投稿者
yotaro
投稿日
02/22 10:22

 まさにおっしゃる通り!『華氏911』のマイケル・ムーア監督にメガホンをとっていただきたいところですな

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[147] Re:役者ぞろい

投稿者
NO1
投稿日
02/23 14:43

おくりびと

  受賞おめでとうございます。

  せっかくスピーチできるチャンスがもらえたんだから、
  卵と壁の話を混ぜ込んでスピーチできれば最高だったんですがね。

  (映画はユダヤですから。)

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[148] 第81回アカデミー賞 「おくりびと」快挙!

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡 弘行
投稿日
03/17 00:17

 授賞式が日本時間23日行われ、滝田洋二郎監督の『おくりびと』が外国語映画賞に輝いた。TBSでは、喜びの会見を午後3時半から30分にわたって報道特別番組を放送した。監督の興奮がビンビン伝わってくる会見で、最近、バッドニュースが続いた中で久々に明るい話題。新聞各紙も一面トップだろう。
 さて、私の予想だが、作品賞は観ていない『スラムドッグ$ミリオネア』が下馬評どおりの授賞。インド映画をハリウッド風に作った「ボリウッド」だとか・・。
早く観てみたい。
 主演男優賞は『ミルク』のショーン・ペン。『ミステック・リバー』以来のお気に入りの男優だが、ブラピにあげたかったなぁ。
 主演女優賞も、アンジェリーナ・ジョリーは熱演むなしく、『本を読む人』のケイト・ウィンスレットに栄冠。彼女、『タイタニック』以来、デカプリオと久々の共演となった『レボルーショナリー・ロード』でゴールデングラブ賞も授賞しているので、今やハリウッドを代表する大女優になった。一説ではメリル・ストリープの後継者だとか・・・。美しいんだけど、ちょっと個人的にはもさっとした感じがする女優。うーん。
 助演男優賞は故ヒース・レジャーが獲得してメデタシ。今週、『ダークナイト』をDVDで観て祝杯あげてあげたい。

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[435] アカデミー賞助演女優賞のベネロぺ・クルスを観る

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡 弘行 
投稿日
03/17 07:54

 アカデミー賞授賞式から早1か月がたとうとしています。
ベネロぺ・クルスが助演女優賞を獲得したウディ・アレン監督の『それでも恋するバルセロナ』(原題:Vicky Cristina Barcelona)を観ました。
 ひとことで言うと、近年のウディ・アレン作品で最も秀逸で、映像美に満ちた
、哲学的なに満ちたラブ・ストーリーです。
 原題が示すように、夏休みを過ごすためニューヨークからヴィッキーとクリスティーナという2人の女性がスペインのバルセロナにやってくるところから映画は始まります。恋愛観のまったく異なる2人が、画家のフアン・アントニオと出会い、ともに魅かれてゆくのです。
ヴィッキーは婚約者がいますが、ひょんなことから一夜の関係を持ち、情熱家のクリスティーナは彼のアトリエで同棲生活を始めます。そこにアントニオの元妻のマリオ・エレーナという女性が現れて不思議な三角関係が生まれます。その関係にバルセロナで結婚したヴィッキーと彼女の旦那が絡むという物語です。
 アレンは、作品に「ナレーション」を挿入することによって見事なテンポをつくり、96分という比較的短い作品ながら濃厚な味わいを失いません。
作品についてのインタビューでは「人生には偶然、物事がうまく運ぶこともある。でもそれは事前にはわからない。だからとにかく“愛”に関しては、人は柔軟じゃないといけないんだ」と語っています。言いえて妙!(“愛”を“ニュース”に置き換えるとジャーナリズムの世界にも当てはまりそうなフレーズです)
 主人公の画家には去年『ノーカントリー』でアカデミー助演男優賞を獲得したハビエル・バルデム、ヴィッキー役は、今年のアカデミー作品賞にノミネートされた『フロストXニクソン』でその演技を高く評価されたレベッカ・ホール、クリスティーナは金髪の美女スカーレット・ヨハンソンが演じます。
 そして、バルデムの元妻がベネロぺ・クルスなんですが、前半では全く登場しません。しかし、観客は後半に突如現れた彼女の存在感にエンディングまで圧倒されます。
『ボルベール<帰郷>』(2006年)以降、急速に輝やきだしたとはいえ、この映画を見るまでは「何でベネロぺにオスカーなの?」と思っていましたが、納得しました。いわゆる「脂がのっている」のですね、今の彼女は。
 この映画、ゴールデン・グローブ賞の作品賞にも輝いています。豪華な出演陣と
ガウディやミロを生んだバルセロナの美しい街並み、そして洗練された脚本を是非
堪能してほしいと思います。6月ロードショーです。

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[439] :『裏シネマパラダイス』と改題

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
投稿日
03/17 07:56

 本サイトで『シネマパラダイス』を執筆しているのは、88年同期入社の小池由起さんです。彼女、かつてスポーツ担当や報道局で政治部記者、NEWS23のディレクターの経験もあり、“トム・クルーズ命”のユニークな女性です。英語・フランス語も駆使するトリリンガル、千葉大学の理系の大学院を出ていて、なんでそんな人がスポーツ配属なの?と入社当時は驚いたものです。

『シネマパラダイス』は、そんな彼女が編成局PRセンターに異動してから延々と続いているTBSのホームページの名物コーナーです。
 WEB多事争論にリンクをはって1か月ですが、せっかくなので読者の意見を反映させたいと考えました。そこで、このツリーを『裏シネマパラダイス』と改題して皆さんの映画評や小池さんに聞いてみたいことを募りたいと思います。

 劇場で観た映画でも、DVDで観た映画でもどんどん意見をお寄せください!
オスカー授賞作『おくりびと』の感想や、まだ観てませんが深キョンの『ヤッターマン』などこの春の話題作だけでなく、過去の感銘作品についてなど色々語り合えるツリーになればと願っています。

 ちなみに、先日、私はDVD化されたショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ワイルド』を見直し、去年秋に劇場で観た時の感動が蘇りました。
大学を優秀な成績で卒業した青年がIDとクレジットカードを燃やし、ひとりアラスカを目指して放浪の旅にでる物語で、ジョン・クラカワーという実在の人物のノンフィクションがベースになっています。
 荒野のオンボロ・バスの中で衰弱した青年は悟ります。「幸福が現実になるのは、それを誰かと共有したときだ」と。思わず泣けてきます。そして、むしょうに旅にでたくなりました。

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[453] Re::『裏シネマパラダイス』と改題

投稿者
りんりん
投稿日
03/17 08:05

小池さんの好きな俳優はトム様!ということですが、彼の映画のなかでベスト3を
あげると何になりますか??

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[478] Re[2]::『裏シネマパラダイス』と改題

投稿者
小池由起 E-MAIL
投稿日
03/19 12:57

りんりんさま

シネパラ、読んでいただいてありがとうございます。
トム様ベスト3ですか。難しい質問ですねえ~~
どれも面白いと思っています。ファンなもんで。
あえて選ぶとすれば
3位:MI:2
2位:エージェント
1位:やっぱりこれ!トップガン!!
でも「ラストサムライ」もいいし、「ミッションインポシブル」もいいし
「マグノリア」も捨てがたいのですよ。
「7月4日に生まれて」もいいですね。
来週は「ワルキューレ」を紹介しますのでぜひ読んでみてください。

こいけゆき

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[465] Re::『裏シネマパラダイス』と改題

投稿者
H.T
投稿日
03/18 00:45

今、気になっている新作はルーキーズの映画版です。ドラマはあまりみてなかったのですが最終回だけみてびっくり、大好きな野球をとってもかっこいい青春ドラマにしてて、まるで試合をみてる様で感動してしまいました。次は甲子園、映画館でみたら、もっと感動するだろうなとちょっぴり期待してます。
話は少し変わりますが、久しぶりの明るい話題の、WBCの記事が週間争論にないのは寂しいところ...
いろいろありましたが、松坂をはじめ、やっぱり一生懸命頑張っている侍ジャパンの姿には毎回元気をもらってます。今日も頑張れ!侍ジャパン!
次は、実はソマリアの争論の覧にメールをしようか悩んだのですが、戦争をテーマにした映画についてです。ついこないだ、戦争のシーンはあまりないけれど、戦争のむごさ、愚かさ、悲しみをとてもよく表現した映画をDVDでみました。ひとつは、吉永小百合さん浅野忠信さんが出演している「母べえ」で、もうひとつは市川海老蔵さん主演の「出口のない海」です。
「母べえ」は全般的にあたたかい映画ですが、戦争によって善良な人々の人生が変えられてしまうんだという事をつくづく感じずにはいられませんでした。戦争の悲しさがこの映画にはあります。「出口のない海」は人間魚雷回天を題材にした映画です。戦時中、若者がどのような軍事教育を受け、自ら志願し(志願させられたようなもの)人間魚雷で戻る事のない出陣をしたかが描かれています。海老蔵さんの演技が光る、しかし戦争とは何か、考えさせらる映画だと思いました。
また、古い映画ですが、「Uボート」の最後も戦争とは決して映画のようにハッピーエンドではないんだという事を教えてくれました。
自衛隊の隊員も、戦争を知らない世代です。戦争とは、軍事とは自国を守る為に他国の人を殺す事。正義って何?一方の正義は一方の悪。映画では、一方の絶対的正義しか描かれない事が多いですが、先ほど述べた2作品は少し違う見方をしていると思います。軍事派遣については、考えれば考える程難しい問題だと思いますが、もしよろしければこの2作品ご覧になってみて下さい。長文お読み頂きありがとうございました。

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[468] 若干の『戦争映画』考

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡 弘行
投稿日
03/18 13:14

 『母べぇ』はいい映画でした。筑紫さんがご健在のとき『ニュース23』では、夏休みと年末に「おすぎと哲也の映画特集」を特別編成で放送していました。
互いにお気に入りの映画をあげながら、一方が(特におすぎさんが)「そこは違うんじゃない」とかなんとか言って絶妙な会話で新作映画を紹介していくんですが、
『母べぇ』はサユリストの筑紫さんが推薦作品の一本にあげ、おすぎさんが「ちょっとひいきしすぎじゃないの」とつっこみを入れた記憶があります。
 『戦争映画』はエンターテインメントに仕立てる場合とそうでない場合がありますよね。私は昔は『大脱走』をはじめとするエンターテインメント性を重視した映画が好きでしたが、やはり歳をとるとそうは思わなくなりますね。
 スタンリー・キューブリックの『博士の異常な愛』や『フルメタル・ジャケット』、コッポラ監督の『地獄の黙示録』(デジタルリマスター版を筑紫さんとご一緒に観ました)、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島2部作』といった巨匠の作品は、やはり第一級です。すべてに共通するのは、正義と悪をはっきり区別していないという点でしょう。
 近年、イラク戦争やアフガン戦争を題材にした映画が盛んにつくられていますが、今ひとつの感が否めません。リドリー・スコット監督の『ワールド・オブ・ライズ』にしても然りです。
 一本あげるなら去年公開されたトミー・リー・ジョーンズ主演、ポール・ハギス監督の『告発のとき』が秀逸な出来でした。捜査官を演じたシャーリーズ・セロンもいい演技を見せてくれました。
去年5月に、この『告発のとき』と、トム・ハンクスの『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』、ロバート・レッドフォードの『大統領の陰謀』を合わせて、藤原帰一さんとピーター・バラカンさんをゲストに招いて『ニュース23』で特集しましたが、お二人とも3作では『告発のとき』をベストに挙げていました。そして藤原さんは「フィルム・ノアール」のことを引き合いにアメリカ映画界と米国民がイラク戦争の後遺症にひきずられ暗い映画を求めていることを指摘されました。
 それを象徴するのが先日、故ヒース・レジャーがオスカーの助演男優賞を授賞した『ダークナイト』でしょう。この映画は全米では記録的なヒットとなりましたが、海外での興行成績はいま一つでした。水野晴郎さんではないですが、「いや~っ、映画って本当に面白いですね」

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[488] Re:スペースカウボーイみました!

投稿者
H.T
投稿日
03/20 20:00

吉岡さんへ.
スペースカウボーイみました!トミーリージョーンズら4人の熟年飛行士が宇宙を目指す姿に勇気をもらえたそんな心地良い作品でした。宇宙映画というと、宇宙戦争ものなどを思い浮かべがちな私ですが、この作品は人間味あふれる作品で楽しめました。映像もとてもキレイですね。普段あまり宇宙映画をみないので、とても新鮮でした。ありがとうございました!お話にあった戦争映画の方もまたみてみたいと思ってます。
話は変わりますがNewS23の「おすぎと哲也の映画特集」は私も大好きな特集でした。「博士の愛した数式」の紹介をされた時、筑紫さんが「こんな先生だったら私も数学が好きになっていたかも..」と目を細めておっしゃられていた事を懐かしく思います。おすぎさんのつっこみにいつも少しだけ返す筑紫さん、あの絶妙な雰囲気がとても好きで、毎回楽しみにしていました(^-^)
映画といえば音楽も大事ですよね。私は「スタンド バイ ミー」が大好きです。最近では「バタフライエフェクト」という哀しい究極の恋愛映画でのoasisの「stop crying your heart out」が映画にとてもあっていて良かったと思います。皆さんのおすすめもぜひ教えてほしいです。

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[472] Re::『裏シネマパラダイス』と改題

投稿者
higeman
投稿日
03/18 23:36

最近、自分で「よくない傾向だな」と感じるのが、20代の半ばまではほぼ毎日のように見ていた映画を最近見なくなったということです。特に、最近の。

大好きな作品は数々あれど、やはり小津映画は大好きですね。どの時代の小津作品も好きですが、その中でも大好きな作品が『お早う』です。
 昭和30年代の雰囲気が満ち満ちて、テレビが普及し始めた頃の話です。独特のテンポで進んでいく、ホーム・コメディです。

 数年前、小津作品のDVD BOXが出た時はわざわざ、予約して決して安くない値段を出して買いました。いつも見れるという安心感からかここ最近見てないなぁ。
 この3連休は久しぶりに見てみようと思います。

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[469] Re:『裏シネマパラダイス』

投稿者
αβ
投稿日
03/18 18:59

興行的には余り成功しなかったようですが、ジョッシュ・ブローリンがブッシュ前大統領を演じた「W」という映画が昨年アメリカで上映されたそうです。是非日本でも公開してもらいたいのですが、もしご覧になられた方がいらっしゃいましたらご感想をお聞かせ下さいませんでしょうか。

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[524] 私の好きなオリジナルサウンドトラック!

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡 弘行
投稿日
03/24 11:17

 H.Tさん、『スペースカウボーイ』、愉しまれたようで何よりです。
この映画の最後に流れる「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は、カウント・ベイシー楽団の伴奏にフランク・シナトラが絶唱するバージョンで、クリント・イーストウッド監督の音楽家としてのセンスが光ります。
 イーストウッドは小さい頃、ピアノを習っていて音楽の素養があるせいか、自分が監督した映画のサウンドトラックも数多く手がけています。プロデューサー兼ディレクター兼コンポーザーというスーパーマンなのです。
 中でも私が素晴らしいと思うのは映画『許されざる者』のテーマ曲で、これほど美しいメロディーはそうは書けません!
 この映画は、彼が師と仰ぐ「セルジオ・レオーネとドン・シーゲルの両巨匠に捧げる」とクレジットされています。
二人とも音楽のセンスは抜群でした。セルジオ・レオーネはエンニオ・モリコーネ、ドン・シーゲルはラロ・シフリンという素晴らしい作曲家とコンビを組んで数々の名曲を生み出しています。『荒野の用心棒』や『ダーティー・ハリー』のテーマ曲は一度聴いたら忘れられない旋律です。
(ラロ・シフリンはスティーヴ・マックィーン主演の『ブリット』もお勧め)
 
 私はサウンド・トラックのCDもたまに購入するんですが、ここ数年でいいなぁと思ったのは、スパイク・リー監督の『インサイド・マン』(2006年)とミーラー・ナイール監督の『その名にちなんで』(2007年)。
 両方とも映画自体が素晴らしい作品なのですが、音楽がそれを倍増させています。特に『インサイド・マン』の「チャイア・チャイア・ボリウッド・ジョイント」は一時、はまりまくりました。ジャズ・ミュージシャンを父に持ち、ブルックリンで育ったスパイク・リーの面目躍如といったところでしょうか。
 H.Tさんは、ベン・E・キングとオアシスをあげてらっしゃいましたよね。
映画とロック・ポップミュージックは切っても切れない関係にあります。プレスリーやビートルズ、ストーンズの楽曲は今でもよく映画に使われています。 
 音楽専門のTVチャンネルのMTVが1981年に始まってからいわゆる“ビデオ・クリップ”が盛んに製作されるようになり、その映像表現は映画にも大きな影響を与えました。特に私が大学生だった1984年はその頂点といえます。
700万枚のセールスを記録した『フットルース』、ダイアン・レインがヒロインを演じた『ストリート・オブ・ファイヤー』、小池嬢がトム様のベストに挙げている『トップ・ガン』、マシュマロのようなお化けが出てくる『ゴースト・バスターズ』など1984年にはそんな作品が目白押しです。前年の『フラッシュ・ダンス』も大ヒットしました。
 H.Tさんにお勧めの一冊があります。エスクァイア・マガジン・ジャパン社が出している「名場面に名曲あり。映画は音楽だ!」という本です。
この本、たとえばバート・**ラックが作曲したスタンダード・ナンバー「The Look Of Love」が007シリーズの『カジノ・ロワイヤル』(1967年の方)
とスピルバーグ監督の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(1986年)の
両方に使われていることが記述してあったり、“ロック”“ソウル”“パンク”“ラップ”“グランジ”といったカテゴリーごとに映画と音楽の代表作が紹介されていたりして、とても楽しい内容になっています。
 副題に「ポップ・ミュージック篇」と書いてあるので、その後「クラシック篇」や「作曲家篇」が出ないかなぁ・・・と心待ちにしているのですが、今のところ
続編は出版されていません。
 特にクラシックは、有名なところでは『地獄の黙示録』におけるワグナーの「ワルキューレの騎行」や『2001年宇宙の旅』におけるリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」、黒澤明監督の『羅生門』における「ボレロ」など古今東西の名作に盛んに挿入されています。エスクァイヤ社の続編が待てないという方には、新潮社の「映画でクラッシック!」(2007年刊・西村雄一郎著)がお勧めです。

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[531] Re:吉岡さんへ

投稿者
H.T
投稿日
03/24 19:06

吉岡さん、お忙しい中、映画音楽について大変詳しく教えて頂き、本当に本当にありがとうございます!!聴いてみたい映画音楽が増え、とても嬉しく思います。クリントイーストウッド監督が自ら作曲する事を全く知りませんでしたので、また違う角度から映画を楽しむいいきっかけが出来ました。荒野の用心棒やダーティーハリーや007のテーマは時代や世代を越えて愛される名曲ですね。私は映画が好きですが、まだ知識が浅く吉岡さんのように詳しく述べる事は全然出来ません。でも、このツリーを知ってから更新を毎回とても楽しみにしています。80年代が青春時代だったのですね。私は90年代でした。ロックが大好きでオアシスなどのブリットポップやレディオヘッドまたはグランジ、オルタナ全盛期が青春時代でした。ですので映画にその頃の音楽が使われていると思わず映画館に観に行きたくなります。ベル&セバスチャンの曲などはフランス映画とかにとってもよく合いそうで..どなたか映画に使って下さらないかなぁって思う程です(^-^)。
吉岡さんがおっしゃっていたトップガンやフラッシュダンスなどは、誰もが音楽がかかると映画を思い出す、まさに「名場面に名曲あり」ですね。吉岡さんはご存知と思いますが、フェデリコ・フェリーニ監督の「道」という映画も映画、音楽共に愛すべき名作だと思います。オススメです。
映画音楽に使われているJazzについては、私はまだJazzやクラシックはなかなか聴く機会がなかったので、新境地として聴いてみたいと思いました。教えて頂いた本も、読んでみたいです。吉岡さんは確か..以前、23の関係でローリングストーンズに会われたとおっしゃっていましたがもしよろしければ、ぜひその時の様子を書いて頂けたら、世の中のストーンズファンは泣いて喜ぶと思います。坂本龍一さんの争論も大変興味深く拝見させて頂きました。筑紫さんのエピソードには思わず涙がでてしまいそうでした。きっと、星空の上から坂本さんの演奏を聴いていらっしゃるんじゃないかなと思います。
これからも映画はもちろん、またぜひ音楽、芸術の争論もお聞かせ下さい!
News23の金曜深夜便みたいなこのツリーが広がっていくのがとても楽しみです。吉岡さん、本当に、ありがとうございました(*^o^*)

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[611] Re:『裏シネマパラダイス』オススメの映画

投稿者
H.T
投稿日
03/31 23:38

ちょっと素敵な邦画DVDを見つけましたので、皆様にオススメします!
少し前の作品ですが、佐々木蔵之介さんとドランクドラゴンの塚地さん主演の「間宮兄弟」です。間宮兄弟は大人になってもとっても仲良し。お互いを大切に思いやる兄弟のけなげな姿に心が暖まります!兄弟姉妹っていいなぁって思えるお笑いあり涙ありの、ホッした優しい気持ちになれる素敵な作品です(^-^)今の世の中にこんな作品があって良かったなぁって思いました。

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[666] 久しぶりに購入したサウンドトラック『ベンジャミン・バトン』

投稿者
WEB多事争編集委員 吉岡 弘行
投稿日
04/06 20:24

 今年1月はじめて試写会でみた映画が『The Curious Case Of BENJAMIN BUTTON(ベンジャミン・バトン~数奇な人生)』でした。
オスカーは逃しましたが、会場でご一緒になったピーター・バラカンさんは「いい映画だったね。早くDVDがでないかなぁ」と呟いていました。
 私はお気に入りのケイト・ブランシェットがお目当てで出かけたのですが、作品にいたく感動しました。(ストーリーの解説は小池由起さんの『シネマパラダイス』を参照ください)
 原作のF・スコット・フィッツジェラルドは村上春樹さんの訳で『グレート・ギャツビー』、野崎孝さんの訳で短編の『バビロン再訪』や『氷の宮殿』といった作品は読んでいましたが、この『ベンジャミン・バトン』は読んでいませんでした。それもそのはず、今まで未訳だったのですね。
 映画があまりによかったので、試写会のあった日の週末に「丸善」にいって原書を探したところエリック・ロス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『ミュンヘン』などの脚本家として有名)の脚本とフィッツジェラルドの原作が一緒になったお得な本が出ていて、すぐさま購入しました。
 原作が世に出たのは1922年。主人公は1860年のボルチモアで生まれ、数奇な人生を歩みます。
 しかし、映画では第一次世界大戦後のニューオリンズに舞台が置き換えられ、大きな犠牲者を出したあのハリケーン「カトリーナ」がやってくる前夜までの80年間の物語に脚色されています。
 サウンドトラックは迷いに迷った末、先月末に買いました。
CDは2枚に分かれていて、「スコア」と題されたディスク1は、アレクサンドル・デプラ(『クィーン』や『ライラの冒険・黄金の羅針盤』の作曲家)が、歳を重ねながら肉体的に若返っていくという数奇な人生の旅を表現したベンジャミンのテーマなど23曲が収められています。
 「ソングス」と題されたディスク2は“My name is Benjamin...Benjamin Button...and I was born under unusual circumstances.”というブラッド・ピットの語りで始まります。舞台となったニューオリンズというジャズの聖地ならではの曲が収録されていて、劇中のセリフとジャズの歴史が両方楽しめる構成になっています。買ってよかった!
 ピーター・バラカンさんがおっしゃったように今度は、DVDのリリースが待ち遠しいです。

 

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[667] Re:久しぶりに購入したサウンドトラック『ベンジャミン・バトン』

投稿者
H.T
投稿日
04/06 21:43

「ベンジャミン・バトン」はとても観たかった映画でした。田舎に住んでいるので、残念ながら観ようと思った時にはもう終わっていました。内容もさることながら音楽もとても魅力的だときき、DVDになったら必ず観てみたいと思いました!
こんなに素敵な映画をたくさん作って世界中に送り出す事のできるアメリカだから、この夢の力を世界平和に生かす事は出来ないものかなぁ〜と、単純な私はいつも思ってしまいます。

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[668] Re[2]:久しぶりに購入したサウンドトラック『ベンジャミン・バトン』

投稿者
H.T
投稿日
04/06 23:41

先程の自分の論に補足なんですけど、アメリカ映画の恋愛映画やロードムービー物、IamSamといった人間愛、サスペンスetc..は大好きなんですけど、どうしても納得いかないジャンルがあります。宇宙戦争物で、地球が攻められる映画で、いつも最後にアメリカ人が地球を救う展開に対してなぜだ?!と思ってしまうのです(苦笑)
でも、映画って音楽と一緒で、アメリカに限らずどこの国の映画でも、いい映画はいいですよね!ミニシアター系のイランのアッバス・キアロスタミ監督も小作品ながらいい映画撮るなぁって思います。「黄桃の味」や「ともだちのうちはどこ?」などが有名です。今日はたくさん投稿してしまいすみませんでした。大切なこの場所でいろんな考えをきいたり、話したりする事が、今の自分にとって心の糧となっています。こんな自分の意見を聞いて下さる方々がいる事に本当に感謝してます。新しいコーナーも始まったようで、これからも楽しみにしています!

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[817] 『フロスト×ニクソン』

投稿者
WEB多事争論編集委員 吉岡弘行
投稿日
04/12 16:02

 昨夜から今朝にかけて本社の編集長泊まり勤務。そして故あって午前11時から警視庁記者クラブで働いています。このまま行くと丸1日働くことになりますが、日曜日の警視庁クラブというのは発生モノがない限り、クラブの一室で寝そべっていても構わないので少し仮眠しておりました。
 CS放送で横浜とヤクルト戦が始まったので、それを横目に見ながらこの文章を書いています。
 先日、試写会で観た『フロスト×ニクソン』を劇場でみなおしました。
ニクソンは米国の歴史上、自ら辞任した初めての大統領になりました。ご存じのように野党・民主党のウォーターゲート・ビルに盗聴器を取り付けたことが露見したためです。ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンが記者を演じた『大統領の陰謀』です。この映画は辞任したニクソンと英国のテレビ司会者・フロストの4日間のインタビューを描いたものです。1977年に4500万人が見た実話で、もとは舞台劇だったものをロン・ハワード監督が映画化しました。
 私財を投げ打ってこのインタビューに米国メディア進出を狙うフロストと政界復帰を狙うニクソンの“会話のボクシング”で、オスカーの作品賞にノミネートされた秀作です。舞台でニクソンを演じたフランク・ランジェラという男優が重厚で狡猾な元大統領像を入魂の演技で見せてくれて、私にとって何度でも見たくなる一作になりました。(細部を確認したくなって劇場に足を運んだのです)
 筑紫さんが言ってましたがジャーナリズムの世界で何が難しいかといえば、インタビューにつきます。特にテレビのインタビューは一瞬の表情や会話の間といった
些細に思えることが大変な重みを持ちます。実際、4回目の最後のインタビューで
判定負け寸前のフロストは一発逆転のパンチを繰り出し、ニクソンから墓穴を掘る言質をとって一気に勝利へ駆け上るのです。
 ジャーナリストの嶌信彦さんは「テレビの映像の力をまざまざと見せつけるが、その決定打の背後にジャーナリズムの地道な調査と情念があることも見逃せない。バラエティ的ニュース番組が増え続けるテレビ界に喝を入れる作品」とおっしゃっています。
 フロスト陣営にはロンドンのテレビ・プロデューサー、ワシントンのジャーナリスト、ノンフィクション作家という3人のサポーターがいるんですね。この映画を見ながら筑紫さんの数々の大統領へのタウンホール・ミーティングや渦中の政治家や映画監督たちとの対論を思い出さずにいられませんでした。テレビのインタビューはアドリブの力がものを言うのは当然ですが、最も大切なのは事前の下準備。
 例えば映画監督とのインタビューでは、最新作だけでなく過去の主要な作品は筑紫さんも担当ディレクターも必ず見ますし(筑紫さんの場合、見なおすといったほうが適切でしょうか)、それらの作品に関する文献もできる限り接してインプットします。特に著名な監督のインタビューは厳しい制限時間があるため、何を聞きたいのか明確にしておかないと決してうまくいかないのです。先方から「俺のことについてそれくらいのことしか知らないのか」と思われたらもうダメです。向こうはインタビューを受け続けてきたプロでもあるわけですから、一瞬にしてインタビュアーの力量を見破ります。
 この映画でもう一つ面白かったのはニクソンとブッシュが重なって思えたことです。確かロン・ハワードも日本の新聞のインタビューで「映画を作るうちに二人の類似性を感じた」といった趣旨の答えをしていました。
 今年のオスカー作品賞『スラムドッグ$ミリオネア』も今週末から公開されます。試写会を見逃したので早く劇場にいきたいと思います。

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[859] Re:『フロスト×ニクソン』

投稿者
赤井邦道
投稿日
04/12 19:31

”いやさかえ”の件でどう責任を取るのか明確に返答してください。

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[875] Re[2]:『フロスト×ニクソン』

投稿者
邪気眼
投稿日
04/12 20:13

もういいじゃないですか。吉岡さんだ
って悪気があって書いた記事じゃない
と思いますし。いつまでもこんなこと
やってたんじゃ次に進みませんよ?こ
れ位騒ぎ立てるのまでもない事です。

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[860] なんという恥知らず

投稿者
一般市民
投稿日
04/12 19:32

「2009年4月のメディアの改編・刷新について」の物言いはなんでしょうか?
人の欠点をあげつらう際には、慎重な上にも慎重を期さねばならないということは小学生でも知っています。

吉岡弘行氏はどうけじめをつけるのでしょうか?
もちろん、天皇、皇后両陛下と麻生氏には正式に謝罪するのでしょうね。
流してしまったものを回収するのは大変ですが、間違いましたすいませんではすいません。
今後の対応を見守ります。

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[861] Re:なんという恥知らず

投稿者
岡部
投稿日
04/12 19:36

もう炎上はいいから出て行ってくれ。
おまえら、或いは ひとりかも。
やっぱり削除できたほうがいいね。

これも日本の現状か? 情け無い奴らじゃ。

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[862] Re[2]:なんという恥知らず

投稿者
hanyu
投稿日
04/12 19:42

式辞演説大鑑を読んでも同じコメント出来ますか?
http://up2.viploader.net/pic3/src/vl2_118520.jpg
http://up2.viploader.net/pic3/src/vl2_118518.jpg
まぁ、中の人の本音ですかねw

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[863] Re[2]:なんという恥知らず

投稿者
H.T
投稿日
04/12 19:50

私も岡部さんと同じ気持ちです。もう、やめて下さい!!お願いだから。

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[867] Re[3]:なんという恥知らず

投稿者
hanyu
投稿日
04/12 19:59

[604] 「ブログ炎上」問題~日本高野連の厳重注意とニュース・バリュー

投稿者WEB多事争論編集委員 吉岡弘行


著名人のブログ、特に政治家やプロ・スポーツ選手、芸能人のブログは、各人が
程度の差はあれ「表現の自由」に一定の制限を受けると思います。
なぜ制限されるのか?色々と理由は挙げられますが、ひとつあげるとすれば、そうした職業についている人は、
税金で飯を食べていたり、自らの“顔”や“腕”をさらして収入を得ているからです。
 したがってton-parisさんが指摘されているように、内容には本人もその記事に書き込みをする人にも責任が伴うとおもいます。

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[866] Re[2]:なんという恥知らず

投稿者
おおいわせ
投稿日
04/12 19:58

違うトピックのところでやるのもどうかと思いますが、
今回の件は経緯を見る限り吉岡氏に非があると自分は思いますので、
吉岡氏がきちんとした対応を取らない限りしばらくは「炎上」するんじゃないでしょうか。

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[864] Re:『裏シネマパラダイス』

投稿者
玄人
投稿日
04/12 19:53

最大50レスは少ないよねえ

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[865] Re[2]:『裏シネマパラダイス』

投稿者
岡部
投稿日
04/12 19:58

IPアドレスで調べて、威力業務妨害で告訴してやれ。

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[868] Re[3]:『裏シネマパラダイス』

投稿者
hanyu
投稿日
04/12 20:02

貴方が言うところの「炎上」するには訳があるのですよ?
事実でない事を事実である様に書き連ね、事実でないと分かっても謝罪しないとは、社会人の基本もなっていない。
だから「炎上」するのです、誰もが間違う事はあるでしょう、しかし謝罪する事も出来るのです。

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[870] Re[4]:『裏シネマパラダイス』

投稿者
岡部
投稿日
04/12 20:07

おのずから節度はあるでしょう。
いきすぎは犯罪行為です。
直ちにやめなさい。
顛末を知りたければ、もっとよく調べなさい。
もし、そちらが間違っていればどうするんですか?

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[874] Re[4]:もうやめて下さい!

投稿者
H.T
投稿日
04/12 20:12

吉岡さんだって人間、あなただって誰だって、間違う事はあるでしょう?間違えたから炎上させる。考えが変ですよ。
私にはイジメにしかみえません。ひどすぎます!

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[869] Re[3]:『裏シネマパラダイス』

投稿者
赤井邦道
投稿日
04/12 20:04

言論封殺ですね・・・まあTBSだし、そういうことも平気でやるんでしょうね

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[871] Re[4]:『裏シネマパラダイス』

投稿者
hanyu
投稿日
04/12 20:08

謝罪も新規エントリーではなく、エントリーの文末に追加とは呆れますね。

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[872] Re[4]:『裏シネマパラダイス』

投稿者
岡部
投稿日
04/12 20:08

こんなもん言論ではないよ
これは屁理屈だよ。

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[873] Re[5]:『裏シネマパラダイス』

投稿者
hanyu
投稿日
04/12 20:09

岡部さんは屁理屈にもなってませんよ。

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