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山口刑務所で勾留中の被告が自殺

2009年4月12日18時23分

 山口刑務所(山口市松美町)は12日、未決勾留(こうりゅう)中の30代の男性被告が拘置棟の単独室で10日夜、シーツの切れ端が首に巻き付いた状態で座っているのが見つかり、死亡が確認されたと発表した。同刑務所は、遺書らしきものが残っていたことなどから、自殺とみられると説明している。

 同刑務所によると、10日午後8時25分ごろ、男性被告がシーツの切れ端(長さ180センチ、幅3センチ)を首に巻きつけて、室内の壁に寄りかかって座っているのを巡回中の刑務官が見つけた。すでに意識はなく、病院に運んだが、間もなく死亡が確認された。刑務官が15分前に定時の巡回をしたとき異常は見られず、室内には自殺をほのめかす内容の遺書が残っていたという。司法解剖の結果、死因は窒息死だった。

 男性被告は以前から精神安定剤を服用しており、同刑務所でも1日2回飲んでいたという。近く初公判を控えていた。

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