「韓国の映画違法ダウンロード問題に関心」(中)
-インターネット上の違法行為に対するMPAAの対策は?
「第一に、すべての人を対象に著作権侵害に対する強い事前警告を行います。第二に、著作権を侵す人へのインターネット・サービスを強制的に中断させ、第三に、違法行為をほう助した会社に対し訴訟を起こすというものです」
-最近、「X‐Men」シリーズの新作『X‐Men Origins:Wolverine』がインターネットに流出しましたね。
「極めて不幸な出来事です。制作当時はもちろんですが、ポストプロダクション(映画の撮影後の作業のこと。映像や音楽の編集などといった作業の総称)の際も、厳重な保安システムを備えていました。それでも何者かによって流出してしまったのです」
-ハッキングされたのですか。
「ハッッキングではありません。何者かがポストプロダクションの際に現場から持ち出したのです。映画制作に参加した関係者の仕業だということを意味しています。流出したものはまだ完成版ではありません。そこで、“X‐Men”のファンサイトに“流出版を見てはならない。あれは良くない映画だ”という文章を載せています」
-MPAAはどんな活動をしていますか。
「会員企業6社の利益を代弁しています。制作から配給まで、あらゆる過程に関与し、米国映画をさらに強化する役割を果たしています」
-MPAAは米国国内で封切られる映画に等級を付ける団体ですね。
「親たちに対し映画の内容に関する情報を提供するため、1968年に始めました。親たちを等級審査委員として招へいし、“親の目線”で定めるようにしています」
-協会に加入していない映画会社はどのようにしていますか。
「会員企業は、ひとまず義務として等級審査を受けます。非会員企業も、大部分は審査を依頼します。わたしたちの協会が等級審査を行う映画は、年間900本にもなります。等級を受けない独立映画は、年間3作か4作にしかなりません」
ハン・ヒョンウ記者
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