【社会】福島、ゴボウ産地偽装で逮捕 不正競争防止法違反容疑2009年4月12日 12時31分 福島県南相馬市の食品加工会社「原町パッケージセンター」が中国産のゴボウを茨城産と偽装して販売した事件で、南相馬署は12日、不正競争防止法違反の疑いで、同社の元社長島秀正容疑者(54)=浜松市北区三方原町=を逮捕した。 南相馬署によると逮捕容疑は、昨年3月中旬から11月上旬にかけ、中国産ゴボウを「茨城県産」と表示し、福島県や宮城県のスーパーなどに約1390キロ(8720袋)を販売した疑い。島容疑者は「安く仕入れられ、高く売れるので偽装した」と容疑を認めている。 同署は、産地を偽って販売していた期間がより長期にわたっていた可能性があるとみて、詐欺容疑でも捜査している。 事件は昨年7月、東北農政局(仙台市)への匿名の連絡によって発覚。福島県警が12月に同社工場などを家宅捜索した。 同署などによると、同社は既に営業を停止。島容疑者は浜松市でパート従業員として働いていた。 (共同)
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