先日、高松市の定額給付金の郵便申請で、本人確認用の書類が、多くに添付されていなかった問題で、申請書の送付を終えていた県内の他の市町にも取材をした▼他市町でも書類の不備が多かったと分かり、その対応策や混乱ぶりなども聞いた。最後にこちらが求めると、どの市町でも、担当者は役職と氏名をフルネームで答えた▼県内の自治体は、本人確認の方法などで国が示したひな型に従ったことも聞き、総務省にも電話取材をした。しかし、担当者は役職やフルネームを決して言おうとしない。いわく「どんな人から電話があるかわからないから」。責任を持って、説明する気がないのか。一体どんな仕事をしているのだろうかと疑問だ。【吉田卓矢】
毎日新聞 2009年4月11日 地方版