大阪府の橋下徹知事の「ファン」という大阪市内在住の80歳代女性が3月中旬、府に1億円を寄付していたことが分かった。橋下知事が10日、報道陣に明らかにした。
橋下知事によると、女性は病気入院中で、一時退院し、現金1億円をリュックサックに詰めて府庁を訪れた。橋下知事と面会し、「財政難で困っていると聞きました」と述べ、記念撮影をしたという。橋下知事は「ありがたい限り。しっかりと使わせていただきたい」と述べた。
府はふるさと納税制度を活用した寄付を呼びかけており、昨年5月から今年3月末までに、寄付の総額は、延べ505人から約1億5700万円に達した。【田中博子】
毎日新聞 2009年4月10日 大阪夕刊