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一人っ子政策の見直しを求める動き 中国社会不安要素に (1/2ページ)
このニュースのトピックス:中国
【北京=矢板明夫】中国で1970年代末から実施されている「一人っ子政策」の撤廃を求める動きが、顕著になりつつある。3月の全国人民代表大会(全人代=国会)では人民大学学長の紀宝成代表が、第2子までの承認を盛り込んだ「生育政策の早期調整に関する提案」を提出し話題を集めた。多くの学者が賛成を表明し世論調査では圧倒的支持を集めている。
紀氏は広東紙「南方周末」に対し、一人っ子政策が人口抑制で一定の役割を果たしたことを認める一方、「早く撤廃しなければ人口のバランスが大きく崩れ、近い将来、後悔することになる」と語っている。
同政策の実施で中国の人口高齢化は加速し、労働力は不足しつつある。紀氏によれば、10年後には20〜24歳の人口は半減し、年金などの制度が未整備の現状では、大きな社会不安要素を抱えることになるという。
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