(cache) なでしこ隊の校章見つかる 特攻隊員の世話した女学生 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  見つかった知覧高等女学校の校章

    なでしこ隊の校章見つかる  特攻隊員の世話した女学生

     太平洋戦争末期、旧陸軍の知覧飛行場(鹿児島県南九州市)から出撃する特攻隊員らの身の回りの世話をしていた「なでしこ隊」の女学生たちが通った知覧高等女学校の校章が見つかり、知覧特攻平和会館(同市)へ寄贈された。

     校章は1円玉大で、白と青をベースに緑と赤でナデシコの花をデザイン。同館の八巻聡専門員は「関係者が少なくなり、当館でも収集できていなかった。とても貴重な資料だ」と話している。同館に隣接する「ミュージアム知覧」で23日から5月末まで展示される。

     校章は当時の知覧飛行場で防衛隊員をしていた地元男性(95)宅で、家族が男性の貴重品箱を整理した際に発見。親族に知覧高女の出身者はおらず、校章の裏の安全ピンが壊れていたことから、男性がどこかで校章を拾い、戦後も大事に保管していたとみられる。

     知覧高女は学制改革に伴い、1949年に新制中学・高校に吸収され解消。なでしこ隊のリーダーだった永崎笙子さん(79)=さいたま市=は「当時ずっと胸に着けていたもので思い出深い。なんとか後世に残せたらと思っていたので、見つかってうれしい」と話している。

      【共同通信】
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