2009年4月11日 13時10分更新
今月6日にイタリア中部で起きた地震の被災者を支援するため、岡山市の国際医療ボランティア団体、「AMDA」の医師と職員、あわせて2人が10日、JR岡山駅から現地に向けて出発しました。
JR岡山駅からイタリアの被災地に向けて出発したのは、「AMDA」の医師の津曲兼司さんと現地で医療機関などと調整にあたる職員の谷口敬一郎さんの2人です。
今月6日、イタリア中部で起きた地震ではこれまでに260人が死亡し、けがをした人も1500人以上いますが、被災地では食料や水が十分行き渡らず、体の不調を訴える人が増えています。
このため「AMDA」では2人の派遣を決めたもので、このうち津曲医師は今月14日まで現地に滞在して、医療活動にあたるということです。
出発に先立ち津曲医師は「まずは現地でどんなニーズがあるのかを把握したい。災害弱者といわれる子どもやお年寄りの状態がいちばん気がかりです」と話していました。
2人は10日午後、JR岡山駅を出発し、関西空港から香港経由でイタリアに入るということです。