天皇皇后両陛下ご成婚から50年 「私ども2人を支えてくれた人々に深く感謝の意」
日本中が熱狂した世紀のご成婚パレードから50年、天皇皇后両陛下は10日、金婚式を迎えられた。
天皇陛下は「50年間、よく努力を続けてくれました。その間には、たくさんの悲しいことやつらいことがあったと思いますが、よく耐えてくれたと思います」と述べられた。
皇后さまは「50年の道のりは長く、時に険しくございましたが、陛下が日々真摯(しんし)に取るべき道を求め、指し示してくださいましたので、今日までご一緒に歩いてくることができました」と話された。
そして天皇陛下は、言葉を詰まらせたあと、「結婚50年を本当に感謝の気持ちで迎えます。私ども2人を50年間にわたって支えてくれた人々に、深く感謝の意を表します」と、声を震わせて感謝の気持ちを述べられた。
また、25年前の銀婚式で、陛下が「努力賞」を、皇后さまが「感謝状」をお互いに贈りたいと話されたのを受け、あらためて贈る言葉を問われたのに対し、天皇陛下は「結婚50年にあたって贈るとすれば、感謝状です」と述べられた。
そして、皇后さまは「この度も私はやはり、感謝状を、何かこれだけでは足りないような気持ちがいたしますが、心を込めて感謝状をお贈り申し上げます」と話された。
両陛下は10日、2009年に金婚式を迎える100組の夫婦とのお茶会など、さまざまな祝賀行事に臨まれる。
(04/10 11:46)