2009年4月10日 18時59分更新
新球場の開幕を迎え、地元では歓迎ムードが高まっています。
JR広島駅から新球場に向かうルートにある愛友市場では、記念イベントやワゴン販売が行われて、10日の開幕を祝いました。
記念イベントを開いたのはカープファンで作る市民グループ「プロジェクトC」です。
このグループでは、新球場の開幕ゲームに向けて市場と協力しながらイベントスペースを設け、100日前からカウントダウンボードを掲げるなどして歓迎ムードを盛り上げてきました。
10日は愛友市場の中村興夫会長がカウントダウンボードの日数をゼロにした後、「きょうは快晴で天気も祝ってくれている。記念すべき良い日だ」とあいさつし、集まった人たちが拍手で開幕を祝いました。
このあと、カープの選手や監督を描いたイラストボードを景品とする的当てゲームが行われ、参加した商店主たちは獲得したボードをさっそく店先に掲げていました。そして午後からは、試合観戦に向かう人たちのために、それぞれの店が食料品を持ち寄ってワゴン販売を行いました。
ワゴンの中には、カープをイメージした赤い色の揚げ物や、食べやすいよう一口サイズにした魚の切り身などが並べられ、球場に向かう人たちが買い求めていました。「プロジェクトC」の代表世話人をしている真宅成光さんは「開幕の活気が、球場だけでなく町全体に広がることを願っています」と話し、新球場のオープンに熱い期待を寄せていました。
また、試合観戦に訪れる人たちの多くが利用するとみられるJR広島駅前では、地元開幕ゲームに臨むカープを応援しようというイベントが開かれました。
イベントでは、駅前の広場に特設ステージが設けられ、カープの応援歌や広島の伝統芸能・神楽を上演するなどして、新球場の開幕に向けたムードを盛り上げました。ステージの周辺には、弁当やおにぎり、それに応援グッズを販売する屋台が建ち並び、大勢の人たちが買い求めていました。