(2009年4月10日 17:15)
福岡市の第3セクター「博多港開発」によるケヤキ・庭石購入事件の控訴審で、福岡高裁は10日、1審判決を部分的に破棄し、被告の3人を減刑する有罪判決を言い渡しました。
ともに減刑の有罪判決を受けたのは「博多港開発」元社長の志岐真一被告と元常務・大庭樹被告、元福岡市議の西田藤二被告ら3人です。
10日の法廷で、福岡高裁の陶山博生裁判長は、1審の判決について、志岐被告が、西田被告からの謝礼金目的で、取り引きを行ったなどとする6つの点で事実誤認があったと減刑の理由を述べました。
しかし、志岐・大庭両被告は西田被告に、選挙資金を得させる目的と認識しながら、本来必要のないケヤキや庭石を購入し博多港開発に損害を与えた特別背任罪にあたり、西田被告もその共同正犯であるとの判断を示しました。
3人の被告はこの判決を不服としてともに上告する予定です。
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