福岡放送局

2009年4月11日 0時12分更新

元候補者陣営幹部から指示

北九州市議会議員選挙で偽の投票用紙が大量に見つかった事件で、逮捕された男が「落選した元候補者の陣営幹部から本物の投票用紙を集めてくるよう指示された」と供述していることが警察への取材でわかりました。警察は元候補者の陣営のかかわりについて調べています。

この事件では、北九州市小倉北区の建設業、山村速人容疑者(33)ら4人が偽の用紙を投票箱に入れて投票したように見せかけ、本物の投票用紙2枚を持ち帰ったとして詐欺の疑いで逮捕されました。山村容疑者は4人の中では主導的な立場で、ほかの男らに本物の投票用紙を集めさせたとみられていますが、その後の調べで、山村容疑者が「小倉北区で落選した山田國義元候補者の陣営幹部から、本物の投票用紙を集めてくるよう指示された」と供述していることが警察への取材でわかりました。
山村容疑者らが集めた投票用紙はさらに別のグループに渡って投票された疑いがあり、警察は山田元候補者の陣営のかかわりについて調べるとともに、多くの人数が組織的にかかわっていたとみて実態の解明を進めています。
山田國義元候補者はNHKの取材に対して、「選挙の関係者には常に不正がないようにと伝えてきた。偽の投票用紙には一切かかわっていない」と関与を否定しています。