「霧の都」
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作成日時 : 2009/04/10 19:35
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昨夜、「霧の都」(ホープ・マーリーズ 船木裕訳 ハヤカワ文庫)という本を読み返していた。この本はまだ20代の頃に出逢って心惹かれながら何度読んでもきちんと読めない本の一つ。
霧のラッドはドメリア自由国の都で、この小さな国の西には妖精の国がある。ドメリア自由国は昔はオーブリ公爵家の領地であり、住人は貴族と農民からなっていたがしだいに中産階級がのしてきた。公爵家も一代ごとに横暴になってゆき革命で公爵家をはじめとした貴族が姿を消し商人階級が全ての行政・立法権を握ってから、およそ200年来魔法や空想の類はすべてタブーとなった。しかし、ある日・・・。
作者のホープ・ヘレン・マーリーズ(1887〜1978)はアイルランド系の英国人で詩人であったらしく、1930年代から50年代にかけてはオツクスフォード大学で古典文学(ギリシア文学)の講師として勤務していたらしいです。今思うと、私が子供の頃に好きで読んだ「メアリー・ポピンズ」やレアンダーの童話などは普通の人が見ることができないものを見聞きすることができる人達が登場するので、やはり私が惹かれるものは子供の時から変わっていないのだと思います。だから外国の中世の文学や芸術にも惹かれたのかなあとふと気がつきました。
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