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【社会】

現場で未明女性の悲鳴 舞鶴高1殺害

2009年4月10日 夕刊

 京都府舞鶴市で高校一年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、小杉さんが殺害されたとみられる昨年五月七日未明に、遺体発見現場付近で女性の悲鳴のような大声を住民が聞いていたことが十日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、現場近くで、殺人容疑などで逮捕された無職中勝美容疑者(60)と小杉さんとみられる二人連れの目撃があったのが午前三時すぎ。悲鳴を聞いたのは、その後間もなくの時間帯だったとみられる。

 舞鶴署捜査本部は、一連の目撃証言や小杉さんと中容疑者とみられる男が一緒に写っていた防犯カメラの映像と併せて、有力な状況証拠の一つとみて捜査を進めている。

 捜査関係者によると、二人が目撃されたのは、遺体発見現場から約三百メートル離れた路上。現場から約十メートルの川を渡った道路は、夜間や未明の時間帯は人通りがほとんどないが、近くには民家がある。

 一方で、捜査本部は過去に二人が近くに住んでいたことがあるものの接点がないことから、面識はなかったとみている。

 

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