社長の今だから言えることコーナー |
2007/4/27
W/Cアルペンスキーワキシング工程
以上で終了。 このまま本番前まで室温保存。 最近は、アイロンを使わずに遠赤外線のやさしい熱を時間をかけてかけていく方法が主流です。
2007/4/10 ワックスの話にベースワックスという言葉を良く聞きます。 ベースワックスは、スイスTOKO社、および我々が創作した商品です。 ごめんなさい 約28年前、スキー輸入代理店のニチレイスポーツ社員だったころの話。 TOKOのワックスの権利を他社から獲得した我々が、売り上げを増やすために必死に考え出した商品です。 当時のワキシングは、生塗り全盛で消費量が大変少なく、一人のユーザーが25gの銀パラを一シーズンに一個がやっとでした。 そこで我々は、アイロンを使うホットワキシングを広めて消費量を10倍、20倍にすることを考えました。 しかし、アイロンはレーサーしか使いません。 多くの一般スキーヤーに使わせる理由として、次の理論を作りました。
*新品のスキーのソールにまずベースワックスを塗りましょう。これで下地を作れば滑走ワックスの効果が倍増します。 *シーズンオフに、ベースワックスを塗りましょう。これでソールの保護になります。 シーズンインしたらそのまま滑走ワックスをぬれます。 *レースにおいてもベースをいれてから滑走ワックスを塗る。 これで表面のワックスがなくなると下から次のワックスを次々と押し上げるからスタ ートからゴールまで持続する。
この理論で毎年スキーセミナーを全国15会場で講習しまくった結果、ベースワックスは飛ぶように売れました。 大成功。 あまり売れたため数年後には、他メーカーからもベースワックスの商品が売り出されました。これが現在に至っているわけです。 では、ここまで暴露して真実を伝えないわけにもいかないので 次回、最新のワールドカップにおける(オーストリーチーム)トップサービスマンのワキシングの工程を特別に公表します。
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