WEBタイムス 平成11年(1999年)11月12日 第602号
   

11月15日はかまぼこの日★草津小で千二百本無料配布

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【西区】「蒲鉾」の名前が初めて文献に登場した平安時代の一一一五(永久三)年にちなみ、毎年十一月十五日は「かまぼこの日」。広島市西区草津の蒲鉾店が構成する広島蒲鉾組合青年部新振会(木野公彦代表)は十年前から地元でもっとかまぼこを食べてもらおうと、かまぼこの日に近所の保育園や幼稚園に無償でかまぼこを配ってきた。
 今年は七日(日)に同区の草津小学校の日曜参観に合わせ、板付き、珍味蒲鉾やちくわなど計千二百本ほど(卸値で約十二万円)を来校した保護者や子供たちに無料で配った。
 「11月15日はかまぼこの日」と書かれた幟横の配布コーナーに来校者らは列を作って、二本ずつ受け取っていた。
 同区草津周辺では大正時代から蒲鉾の製造販売が始まり、最盛期の昭和三十〜四十年代に約七十店、現在でも二十三店が店舗を構えている。
 木野さんは「皆が喜んでくれるのが励み」と話し、ヘルシーなかまぼこの良さを見直してほしいと願っている。



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