<関連質問>
ご結婚50年おめでとうございます。両陛下は4月10日、今年結婚50年を迎えられるご夫婦をお招きになって茶会を開かれます。これは両陛下のご発案と聞いておりますけれども、どのようなお気持ちでこの茶会を開かれたいと思われたのか、そこら辺のことをお聞かせいただけないでしょうか。
<天皇陛下>
もちろん、この100組の、結婚50年を迎える人々を呼ぶということには、2人の意思とともに宮内庁長官をはじめ、関係者のいろいろな尽力があったことと思います。ちょうど私どもが結婚してからの50年は、先ほどもお話ししましたように、さまざまな出来事の多い時だったと思います。結婚したころは必ずしも豊かではありませんでしたが、みな希望に満ちて未来に向かって進んでいったのではないかと思います。そして、その前の時代に戦争があり、その戦争の厳しい環境の中で、青少年時代を送ったことだと思います。このように、この結婚50年の人々は、さまざまな、そして共通した経験をして今日に至っていると思います。このたび、結婚50年に当たって、結婚50年を迎えられる人々をお招きしてこの茶会を催し、それぞれの皆さんがたどってきた道を話し合うということは、私どもにとっても、意義深いことだと思いますし、また、お互いに話し合って楽しいひとときになるのではないかと期待しています。
<皇后さま>
いま陛下がすべてお話しくださいました。私も当日を楽しみにしております。
毎日新聞 2009年4月10日 5時00分(最終更新 4月10日 14時13分)