2009年4月10日
県の教員採用試験 配点など選考方針を公表
県教育委員会は、来年度採用する県公立学校教員の試験概要を発表しました。これに合わせて試験の配点などを含む選考方針を公表しています。来年度の採用人数は、高校教員を今年度より50人増員するため、全体でおよそ1,305人となる見込みで、試験日は県外の受験者の負担軽減のため、これまでより1日減らしました。このほか、小学校教員の今年度の競争率が3倍を切ったことから、教員の希望者が多い青森県弘前市を新たな試験会場に設け、人材の確保を目指す他、2次試験の水泳は過去の試験で大半の受験者が泳げているとして実技を廃止し、自己申告制としました。また、大分県で起きた教員汚職事件を受け、小中学校一次の専門分野の試験に受験者を特定できないようマークシートを導入した他、すべての選考試験の配点や面接試験の評定項目を初めて公表しました。合格発表についても、1次試験は7月30日、2次試験は10月6日と初めて明確にし郵送の他にホームページでも発表します。県教育局の小中学校人事課は透明性と公平性を確保したことで政治家などへの事前通知は防止できると説明しています。