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NHKの第二次大戦番組取材班・録音技師が珠海で死亡 |
〔2009年04月10日掲載〕
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報道によると、第二次世界大戦時に日本の中国侵略について、特別番組の取材のために広東省珠海市でロケ中だったNHKの撮影スタッフの一人が、現地で急死した。前日の夜に白酒を飲み過ぎたのが原因とみられている。
亡くなったのはNHKロケ隊の録音技師の森山正太さん。ロケ隊一行はドキュメンタリー番組「日本海軍の告白」のために、今月3日から広東省珠海市金湾区三灶鎮で取材していた。
8日夜、夕食の後で森山さんは連日の仕事が厳しかったのと酒を飲み過ぎたせいで具合がかなり悪そうだった。同行していた現地スタッフと中国社科院現代史研究所の所員は森山さんを病院に連れて行ったほうがいいとアドバイスしたが、ロケ隊の内山拓プロデューサーは大したことはないと言って聞き入れなかった。
9日朝、森山さんは泊っていた金茂酒店の部屋で意識不明となり、救急隊が到着した時には既に亡くなっていた。森山さんの鼻や気道には吐しゃ物が詰まっていた。
金茂酒店の保安員によると、前夜10時ころ、一行はホテルに帰ってきたがとても酒臭かったという。中でも森山さんはまともに歩けないほど泥酔しており保安員も病院に連れて行ってアルコールを抜いてもらったほうが良いとアドバイスしたが、一行はそんな必要ないと言って部屋に上がって行ったという。同夜、一行は6,7人でアルコール度数50度以上の”四特”白酒を4,5瓶飲んだということだ。
NHKの通訳によると、日本人は日本が第二次世界大戦時に中国を侵略した事実について「みな陸軍が悪い、海軍は優秀で虐殺行為は行わなかった」と認識している。それが本当かどうか検証するというドキュメンタリー番組を制作中で、日本海軍は珠海市金湾区三灶鎮において暴行行為をしたというネットの書き込みを検証するために取材が行われていた。
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