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札幌市教委 5月から「学校裏サイト」の監視を業者に委託


04月10日(金) 18時10分
文:糸田 
 通常の検索方法では発見できない「ネットいじめ」。

 子供のいじめの誘発や温床ともなっている「学校裏サイト」。昨年の文部科学省の調査では約3万8,000のサイトが確認され、各教育委員会では「学校裏サイト」の監視を専門企業に委託する動きが出始めている。

 「ネットいじめ」は「学校裏サイト」のほか、「プロフ」と呼ばれる自己紹介サイトで本人になりすまして氏名や写真を公開するなど、その手口は巧妙かつ複雑になっており、発見することも容易でない。

 札幌市教育委員会は、来月からすべての市立学校を対象に「学校裏サイト」「プロフ」の監視業務を専門業者に委託する。

 業者は「学校裏サイト」「プロフ」を検索し、通年で監視。「いじめ・中傷」「個人情報流出」「違法行為」などにつながる内容を発見した場合、市教委に通知する。市教委は当該校に連絡し、学校や保護者がサイト設置者に削除依頼する。自殺予告や犯行予告など緊急性の高い場合は警察に通報する。

 市教委は昨年の夏休みと冬休み期間、延べ1,000人の教職員を動員し、「学校裏サイト」と「プロフ」の調査を行った。各学校のパソコンで検索した結果、「ウザイ」や「キモイ」などの書き込みや個人の写真を掲載したケースを18件発見した。

 ところが、市教委が今年2月、専門業者に委託して行った調査(携帯サイトを含む)では、対象の約10校だけで悪口や個人情報の流出につながる表記が約400件にのぼった。

 「学校裏サイト」や「プロフ」は携帯電話でなければ、アクセスできない場合が多い。また、学校名などを記載していないサイトもあり、通常の検索方法では発見しにくい。

 市教委指導担当課は「昨年度の調査では悪質な誹謗中傷などはなかったが、ネット上では些細なことからトラブルになる可能性がある。サイトの数や内容を把握できない現状では、今後、重大な事件が起きないとも限らない。子どもたちをネット上のトラブルから守るためには、検索方法などのノウハウを持った専門業者に委託する必要がある判断した」と説明する。

 市教委は今後、書き込みの内容によってサイトの危険性や対処方法などを判断するマニュアルづくりを進め、業者の委託契約を結び5月中に監視を始める。







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