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教育改革で協力要請 知事、若手市議らと意見交換

2009年4月8日

 大阪府の橋下徹知事は七日、府内市町村議会の若手議員らでつくる「大阪教育維新を市町村からはじめる会」のメンバー二十人と意見交換し、各自治体が府の教育施策を積極的に取り入れるように働き掛けることを求めた。

市議会議員らの意見を聞く橋下知事(左端)=7日午後、大阪府庁

 橋下知事は「義務教育は市町村教委が権力を持っている」と説明。府教委が推奨する到達度テストや反復学習などを挙げ、「議会の先生方で確認し、頑張っているところに合わせてほしい」と訴えた。

 また議員から「府教委から発信されたものを市教委で早く進めることが子どもたちのためになる」という意見を受け、「政治が(教育の)運用に関しては後押ししなければいけない。皆さんと一致団結してやっていきたい」と答えていた。

 同会は知事を会長に、二十の市、町から議員が参加。今回が第一回の集まりで、今後は毎月一回のペースで開く方針。

 事務局長を務める吹田市議会の神谷宗幣議員は「橋下知事と情報交換する中で、同意できる政策については主体的に各自治体で広め、大阪の教育改革を加速させていきたい」と話していた。