2009年4月10日

宇宙飛行士は、鼾かきかき地球の夢を見るか?

「鼾」ではなく「いぶき」です。ペットボトル入りのお茶ではなくて、今年1月に打ち上げられた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」に関する展示が行われている宇宙航空研究開発機構の地球観測センター(埼玉県比企郡鳩山町)へと行ってみました。
施設の見学は無料ですが、最寄り駅からは6キロほど、最寄りのバス停からも20分ほど歩かないと着かないので、マイカーで行く方が楽です。今日は、東武東上線・高坂駅前からバスで向かいました。もっと山奥というイメージだったのですが、良い感じに開発が進んでいる地域のように思えました。
「いぶき」特別展そのものは、「これだけですか?」みたいなものがありますが、とっても桜がきれいで、よい時期に行けたという気がします(^^)
受信可能な時間帯とは一致しなかったので過去の映像しか見られませんでしたが、宇宙から見た地球のライブ映像もみられるようです。
帰り道に寄った物見山公園の桜ももの凄くきれいで、風が吹くととっても高いところから花びらがいっぱい落ちてきました。コアラなどの飼育で有名な動物園もありますが、こちらは次回のお楽しみということになりました。

2009年4月9日

美味な葡萄の花弁は何枚ありますか?

振り込め詐欺の実行犯人は、人の気持ちなどちっとも理解しようとしないような心理学者よりもはるかに詳しく人間というものを知っているのかもしれませんね。詐欺のお話ではありませんが、内田百閒が小説かエッセイでこんなようなことを書いていました、、、三人で旅館に泊まることになった。一泊一人一万円ということなので、三万円を番頭に渡した。番頭が旅館の主人に金を持って行くと、二万五千円にまけてあげなさいということになり、番頭はこっそり二千円を自分の懐に入れて、残りの三千円を三人に返した。と、いうことは一人九千円の支払いということになり、三人で二万七千円、それに番頭がネコババした二千円を加えると、二万と九千円になる。最初は三万円あったはず、ならば千円はどこに消えたのか???
一昨日、栃木・大平山系の桜峠へと登ってゆく前のことです。その辺りは、ぶどう園が何軒もあります。「巨峰 ○×ぶどう園」と大きな看板がでているところに、写真の花が咲いていました。ブドウ棚の果樹園そのものに見えたので「うわっ!!巨峰の花って、梅・桃・桜なんかと一緒なんだぁ~!!!」と写真に撮ったのですが、ちょっと考えてみると、、、この花がブドウ状に変化するはずがありません。
最近では、古着ジーンズ100円均一店もあるようですが、「Yシャツ170円、ズボン300円」などと書いてあるのは、激安衣料品店ではなくてたぶん洗濯屋さんですよね。たんたんタヌキの宝くじ~っと、宝くじはすべてタヌキさんが販売しているのではないかと思えてなりません。何事も「正体を見極める!!」というのは容易ではないようです。

2009年4月8日

足元揺れても心まで揺さぶられはしない

たそがれどきのレインボーブリッジ・ウォーキングは、半年ぶりくらいになります。東京タワーもこのあたりから見える「サイズ」が気に入っています。でも夜景としては、海(まだ川かもしれません)の部分が広すぎて、もっと光を!!という感じがしてしまいます。
車が通過してゆく振動とか、風の影響で橋自体が常に揺れ動いている状態なので、波乗り要領(?)で写真を撮らないとぶれぶれになってしまいます。と、言ってもサーフィンなど一度もしたことはないのですが、、、たぶん波の一番高いところに乗った瞬間は、ほんのしばし制止している状態になるのではないかと思うのです。
人生に於いても、そんなときにはなにか素晴らしいものが見えてくるのかもしれませんが、たいていは、一瞬の幻視となって風に飛ばされてしまいます。
四月からいろいろと生活環境とかに変化があったかもしれませんが、上手に波乗りできてますでしょうか? 人と人、、、なかなか波長を合わせることができないってこともありますが、波長のズレを楽しむところまでいけたら、虹を渡ってはっぴーはっぴーかも(^^)

2009年4月7日

東山道桜峠黄金伝説寝坊見聞記

今朝は目覚まし時計を止めて「すぐ」に起き上がったら2時間が経過していました。もうそろそろ今年のソメイヨシノは十二分に満喫したという感じなので、山桜を見に出かけることにしました。目指すは、名前もそのまんまの「桜峠」です(^^)
栃木の大平山へは、たいてい謙信平と大平山神社を通って登っているのですが、消えてしまった2時間の一部を挽回するため、基本となる大平山を省略してしまい大中寺の裏手から、ぐみの木峠を経て、さらに晃石山の山頂も通らないことにしました。これで小一時間短縮できたかもしれません(^^;)
実は、桜峠はこれまでに何度か通っているのですが、桜の木があったという記憶がありません。道路の街路樹として桜を植えて「さくら通り」という名称にしてしまうのと一緒かと思っていたのですが、すでに戦国時代に山桜があったようです。
この辺りにあった城が、上杉だ毘ょぉ~ん勢力に攻められ落城してしまったときに桜峠の茂みに黄金の鹿の置物を埋めて逃げたのだそうです。今もどこかに埋まったままかもしれません。「ここ掘れワンワン」を連れてお出かけください(笑)
ついでに花咲爺もお願いします。肝心要の峠にある一番大きな山桜の木は、まだひとつも花が咲いていませんでした。周辺にある山桜は、散り始めているのになぜなのでしょう???
山桜は、どれも高木で花に近づいて写真を撮ることはできませんでした。若葉が緑色で出てくるのではなくて、茶色がかった色なのが特徴のようでした。もしソメイヨシノのような品種が作られずに、山桜が日本の代表的な桜となっていたら、お花見の時期や方法もまったく違ったものになっていたかもしれませんね、、、。
このあとは、「下野のみかもの山の小楢のすまぐはし児ろは誰が笥か持たむ」と万葉集東歌に詠まれた「三毳山」へと行くつもりでいましたが、さらにだいぶ歩かなくてはならないようなので、JR両毛線の岩舟駅から栃木を経由して帰ることにしました。

2009年4月6日

桜の木にサクラ咲く、なんの不思議なけれども

植物学者さんにとっては、なんの不思議もないことなのかもしれませんが、サクラが薔薇の仲間だというのは、奇妙な感じがなきにしもあらずです。
今日はまず土曜日に見た夜桜の昼間の状態を眺めに浜離宮庭園へ(^^) 夜桜のライトアップは昨夜までで終わってしまったはずですが、照明機材などはまだそのまま放置されていました。園内を一巡してから船に乗って、隅田川沿いの桜を見ることにしました、、、が、日の出桟橋から浅草の吾妻橋までの間は、そんなに桜の木があるわけではありませんでした。桜が凄いのは、船を下りたあたりからでした。少し散り始めていますが、まだまだ満開そのものです。屋台の焼きそばやお好み焼きは、桜の花びら入りになっていそうな感じでした。
浅草寺のあたりをぐるりと歩いて、少し早めですが帰ることにしました。お昼寝して、夕食後には、また夜桜!!と歩いてでかけることにしました。徒歩では片道一時間くらいはかかってしまいますが、幸手権現堂堤へと行きました。人もいっぱい!!桜はまだ七、八分咲きといったところでした。およそ1キロの土手に千本の桜の木、そして土手の下には菜の花がいっぱいなので、昼間の方がもっともっと花に包まれている感じになれそうな雰囲気です。

2009年4月5日

ナナとハチ、苦労の峠を越えて春

ナナとハチ、、、と言っても今回は、矢沢あい『NANA』のお話ではありません。
路傍に数多くある庚申塔には青面金剛が彫られていますが、制作者の名前まで刻まれていることは、殆どありません。ひとつだけ「石屋彦七」の銘があるものを見つけました。でもそれだけで、後が続きませんでした。
一昨日、小川町駅へと戻るときに、たぶん前を通ったら寄らずに通り過ぎてしまったと思えるような小さな神社の裏手を歩いていました。鴬が好い声で鳴いていたので、ふと見ると本殿にとっても立派な彫り物がしてありました。竹藪の隙間から入り込んで、表へとまわって説明看板を読んでみると「石原常八」という名前がありました。
この「石原」というのは、屋号ではなく名字なのでしょうか?彫り物は、作者一人で作られたのか、それとも大工の棟梁のようなものなのでしょうか?
先日歩いた群馬県板倉町にある雷電神社本殿の彫刻が「石原常八」です。彫るのにどれくらい時間がかかるのか想像できませんが、どちらの本殿も同じ時期の建立です。
一昔前ならば、県立図書館レベルのところまで出向いて、さてさてどんな本を見ればよいのか見当も付かずにあきらめてしまっていたでしょうが、、、今はネットで検索すれば、ある程度の所までいろいろ知ることができて助かります。
雷電神社の説明書きには、「左甚五郎第十代彫物師 石原常八」とあります。落語にも登場する左甚五郎、東照宮の眠り猫などの作者といわれている左甚五郎とどのようにつながってゆくのでしょう???
制作年代と当時の寿命から判断すると石屋彦七と石原常八がどこかで顔を合わせていたとは思えないのですが、時空を超えた想像をしてしまうというのも楽しそうです。人肌への彫物師は作品を残せないと同時に名前も残せないのでしょうか?謎と疑問は尽きませんけど、犬も歩けば棒に当たるで、次の棒に当たったとたんにもう忘れちゃってることでしょう、、、。

2009年4月4日

夜桜よいよい酔い桜、いよいよ夜桜酔い桜

浜離宮庭園の夜桜ライトアップイベント(明日まで染井吉野、と15~19日に八重桜)へ行ってきました。ちょうど到着した頃からぼつりぽつり雨が降ってきてしまいましたが、ぞろぞろとかなりの人出となっていました。六義園のような省エネけちんぼライトアップではないので、携帯電話のカメラでもみんなきれいに撮れている様子でした(^^)
まだ蕾もありましたし、ほとんど散っていないので、まだまだ都内でもソメイヨシノ系桜が楽しめそうです。今年は、通常の2倍(?)二週間くらい花が咲いているのではないでしょうか?