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TEXT:鈴木雅暢
第1部 基礎解説編
メモリの今
急速なメモリ価格の低下により、6GB、8GBといった大容量のメモリを搭載しやすい環境が整ってきた。まさに大容量メモリ時代の到来だ。本特集ではこの時代に対応すべく、潤沢なメモリを積極的に活用する方法を紹介していこう。
8GB搭載が当たり前? 大容量メモリ時代の活用法を探る
■
大容量メモリ時代の到来 “攻め”のメモリ活用へ
メモリがとにかく安い。主力のDDR2 SDRAMの価格は2007年から暴落し、2009年の今なお低い水準で推移している。長期保証の付いたブランド品でも4GBのセット(2GBモジュール×2枚)が普通に4,000円前後で買えるようになっている。1万円以下で2GBモジュールを4枚搭載した8GB構成が実現できるのだから驚きである。メモリが高価な時代、少ないメモリをやり繰りしていた時代を知るベテランユーザーからすれば、夢のような状態だ。
そして、これだけ大容量のメモリが安く買えるのならば、それを活かさない手はないだろう。メモリがPCの快適度を大きく左右するパーツという認識は広く浸透しており、「多ければ多いほどよい」と思っている人もいるはず。実際にメモリは少ないより多いに越したことはなく、Windows Vistaには余っているメモリをキャッシュとして積極的に活用するスーパーフェッチという機能もあるので、多過ぎても完全にムダになっているわけではない。しかし、それだけではかなり効果は地味だし、そもそも一般的な32bit版のVistaでは4GBまでしか扱うことができない。6GB、8GBといった構成を安価で実現できる時代に、4GB以下のメモリしか活かせないのではあまりに寂しい。
メモリが過剰気味の今こそ“攻め”のメモリ活用、つまり潤沢なメモリを快適さに直結させるテクニックが求められる。その一つとして欠かせない存在になりつつあるのがRAMディスク、そして、一般ユーザーにとっても利用環境が整いつつある64bit OSだ。本特集ではこれらにフォーカスを当てて、新時代のメモリ活用法を考えていく。メモリを有効活用した快適環境構築の手助けになれば幸いである。
■
メモリの規格と速度DDR2とDDR3
具体的なメモリの活用法を見ていく前に、メモリについての基本的な知識を少しおさらいしていこう。まず初めに押さえておきたいのが、メモリの規格だ。一見たくさんの種類があり、また同じものでも2種類の呼び方が使われているなど、少しややこしい。
現在の市場では、大きく分けてDDR2 SDRAMとDDR3 SDRAMという2種類のメモリ規格がある。DDR3のほうが新しく、より高速に動作できるように改良されている。DDR2とDDR3はそれぞれ速度別に規格が分かれており、「PC2-」あるいは「PC3-」に続く数字がデータ帯域(転送速度)を意味し、数字が大きいほうが高速であることを示している。DDR2とDDR3との間には互換性がなく、メモリモジュールの切り欠きの位置が異なっていて、DDR3用のスロットにDDR2メモリを挿したり、その逆を行なったりはできない。逆に、DDR2同士、DDR3同士は互換性があり、高速な上位規格のメモリは低速な下位規格のスロットでも動作する。
ややこしいのがその規格の名前で、たとえば同じメモリでも「DDR3-1066」と「PC3-8500」という二つの呼び方が使われている。本来「DDR3-xxx」はメモリ基板上のチップの規格、「PC3-xxxx」といった名称はメモリモジュール全体の規格という区別があり、たとえば、「PC3-8500」は、DDR3-1066チップを搭載し、8,500MB/sのデータ帯域を持つメモリモジュールであることを示している。もっとも、そのルールが一般に守られているかと言えばそうでもなく、単純に「DDR3-1066=PC3-8500」と覚えておいても構わない。
現在主流のJEDEC規格
メモリチップ
DDR2-800
DDR2-1066
メモリモジュール
PC2-6400
PC2-8500
メモリクロック
200MHz
266MHz
バスクロック
400MHz
533MHz
転送レート
800MT/s
1,066MT/s
プリフェッチ数
4bit
4bit
CASレイテンシ
3〜6
3〜6
最大帯域幅
6.4GB/s
8.5GB/s
電圧
1.8V
1.8V
メモリチップ
DDR3-1066
DDR3-1333
DDR3-1600
メモリモジュール
PC3-8500
PC3-10600
PC3-12800
メモリクロック
133MHz
166MHz
200MHz
バスクロック
533MHz
667MHz
800MHz
転送レート
1,066MT/s
1,333MT/s
1,600MT/s
プリフェッチ数
8bit
8bit
8bit
CASレイテンシ
5〜10
5〜10
5〜10
最大帯域幅
8.5GB/s
10.6GB/s
12.8GB/s
電圧
1.5V
1.5V
1.5V
さて、メモリの規格(帯域)の違いによる性能差を示したのが下の二つのグラフである。これから分かることは、Sandra 2009のようにメモリそのもののスピードを計測するベンチマークテストではそこそこの差が出るものの、アプリケーションベースではいたって地味な差にしかならない。多くのユーザーにとって、メモリ自体の速度はほとんど意識する必要がないと言ってもよいだろう。
【検証環境】
[Core 2 Quad+DDR3環境]
マザーボード:GIGABYTE GA-EP45T-DS3R(rev.1.0)
[Core 2 Quad+DDR2環境]
マザーボード:GIGABYTE GA-EP45-UD3LR(rev.1.0)
[Phenom II X4環境]
マザーボード:GIGABYTE GA-MA790GP-DS4H(rev.1.0)
[共通環境]
DDR3メモリ:OCZ Technology OCZ3P1333LV6GK(PC3-10600 DDR3 SDRAM、CL=7、2GB)×2、DDR2メモリ:Kingston Technology KHX8500D2T1K2/4G(PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL=5、2GB×2)
ビデオカード:NVIDIA GeForce GTX 280リファレンスカード
HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP1
ブランドメモリも安くなった
最安価格を記録する製品は基本的にノーブランド品だが、最近ではパッケージ入りのブランド品も価格が急激に下がっている。ノーブランドと変わらないような価格で販売されることもあり、あえてノーブランド品を選ぶ理由がなくなっている。ノーブランド品が基本的にショップによる短期間の保証しか付かないのに対し、ブランド品ではメーカーによる5年間以上の長期保証が標準であり、その裏付けとなる品質検査もシビアに行なわれている。さらにモジュールメーカー、マザーボードメーカー双方からの動作確認情報なども期待できる。
DDR2 SDRAM
UMAX
Pulsar DCDDR2-4GB-800
実売価格:5,000円前後
問い合わせ先:03-3768-1321(マスタードシード)
URL:
http://www.umax.net/
70nmプロセスの1Gbitチップを採用し、新設計のヒートシンクによって発熱を抑えた2GBの2枚組モデル。出荷前にデュアルチャンネル動作の検証も行なわれている
DDR3 SDRAM
センチュリーマイクロ
CAK1GX3-D3U1066
実売価格:12,000円前後
問い合わせ先:03-5437-2611
URL:
http://www.century-micro.co.jp/
国産6層基板を採用し、ヒートスプレッダを装着するなど、安定性を重視したDDR3メモリ。Core i7のトリプルチャンネル向けで、1GB×3枚組のパッケージになっている
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