4月9日、米政府がビッグスリーから低燃費車1万7600台購入へ。写真はGMのカナダ工場から出荷される新車。8日撮影(2009年 ロイター/Fred Thornhill) |
[ワシントン 9日 ロイター] オバマ米大統領は9日、政府が6月1日までに米自動車大手3社(ビッグスリー)から低燃費車1万7600台を購入すると発表した。
大統領によると、政府は公用車として使用するこれらの自動車をゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>、クライスラー、フォード<F.N>から調達する。3社はいずれも米政府調達局(GSA)と契約を結んでいる。
今年成立した景気対策法で使用が認められた7870億ドルから、約2億8500万ドルを低燃費車の購入に支出するという。
大統領は声明で「米自動車業界へのわれわれの関与の一環として、景気対策法で認められた資金を用いて低燃費公用車を購入するよう命じた。米自動車業界の需要を押し上げ、景気を刺激することが目的だ」と述べた。
その上で「これは第一歩に過ぎない。困難な再編期を迎えている米自動車業界を支える取り組みを継続する」とした。
大統領は3月30日、公用車の調達計画を速めるよう政府に指示していた。
ホワイトハウスによると、政府が4月15日までに発注するハイブリッド車2500台も今回の発表に含まれる。これは1回のハイブリッド車の調達規模としては過去最大となる。
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