生協サイト閲覧規制 「反体制的団体」に分類

 全国の生協がインターネット上に開設しているホームページ(HP)など生協関連のウェブサイトが、パソコンのセキュリティーソフトで有害サイトとしてアクセスが規制され、閲覧できない状態が続いていることが9日、分かった。

 ソフトは生協関連サイトを有害サイトの分類のうち「活動家グループ/反体制的団体」に位置付けており、生協関係者は「全く理解に苦しむ」と困惑している。

 ソフトは、ウイルス対策ソフト大手「トレンドマイクロ」(東京)が昨年秋に販売を開始した最新版の総合セキュリティーソフト「ウイルスバスター2009」。

 ソフトの有害サイト規制機能を「有効」に設定し、生協関連のウェブサイトにアクセスしようとすると多くのサイトがブロックされ、「このページにアクセスすることはできません」と表示される状態になっている。

 宮城県の生協関係者から相談を受けた仙台市の弁護士によると、組合員から3月上旬以降、「生協のサイトが有害規制されている」「アクセスできない」などの連絡が続出した。4月に入り、生協側がトレンドマイクロ社に問い合わせて問題が判明した。

 弁護士は「生協はこの時期、新規加入者集めに努めていることもあり、サイトを活用できない弊害は大きい」と話している。

 トレンドマイクロ社は「製品に何らかのミスがあると思われる。早急に原因を調べ、対策を講じたい」と説明している。
2009年04月10日金曜日

広域

社会



河北新報携帯サイト

QRコード

東北のニュースが携帯でも読める。楽天・東北のスポーツ情報も満載。

≫詳しくはこちら

http://jyoho.kahoku.co.jp/mb/