2009年4月10日 12時6分更新
今の岡山県新見市で平安時代に始まったとされ、江戸時代に途絶えた伝統の焼き物、法曽焼を復活させた作品の展示会が新見市で開かれています。
法曽焼は今の新見市法曽で平安時代に始まったとされる伝統の焼き物で、水がめや茶器などが多くつくられましたが、江戸時代の末に途絶えました。
会場には新見市に住む陶芸家の猪風来さんが、江戸時代に使われていた窯で地元の土を使って焼き上げた茶器や水差しなどの作品、30点あまりが展示されています。
地元では江戸時代に、この地で奉行を務めていた小堀遠州が陶工を呼んでつくらせたとされる焼き物の破片が見つかっていることから、作品は、これらの破片に残っていた青や黄色の色合いが再現されています。
この展示会はことし6月30日まで新見市法曽の猪風来美術館で開かれています。