米国など複数の西側情報機関の間で、北朝鮮からイランに渡った船舶が船底に濃縮率の低い数十トン規模のウランを積んでいた疑惑が浮上、調査が進んでいるもようだ。北朝鮮が米国から存在を指摘される高濃縮ウラン(HEU)型核計画の痕跡抹消を図ったとの見方もある。米欧では北朝鮮のテポドン2号発射後、北朝鮮―イランを軸とした大量破壊兵器の拡散懸念が出ており、それを一段と助長する可能性がある。
西側情報筋によると、問題の船は昨年12月に北朝鮮を出発。貨物はインド洋経由でテヘラン近郊に運ばれたという。
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