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2009年4月9日（木） 19:30 |
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不思議な水でヒラメ陸上養殖に成功
淡水魚も海水魚も同じ水槽で飼育できる好適環境水。
この春から、岡山理大の准教授になった山本先生が、ヒラメの陸上養殖に成功しました。
１kg以上にも成長したヒラメは5月にも出荷されることになりました。
海のない山間部でも魚の養殖を可能にしたいと研究を続けている山本俊政先生。
真水に、魚の成長に必要な成分を加えた特別な水を開発。
その水槽で卵から孵して1年、立派に育ちました。
海面養殖と比べて陸上での飼育は水温を一定に保つことができるため、成長も早いといいます。
こうして水槽で育てられたヒラメが50匹近くもいます。
5月には料理店などに出荷し、味見してもらう予定です。
山本先生の研究グループは、これまでにも熱帯魚やサワラ、マグロなどさまざまな海水魚を海水を使わず陸上で育てることに挑戦してきました。
すでに別の水槽では、高級魚のクエの養殖にも成功しています。
山本先生は、ビジネスに結びつけるよう海水魚の「飼育」から「量産」へ移行を試みていて、大きな養殖プラントの建設の話も進めています。
研究を始めて4年目、山や森での海水魚の養殖実現という夢に向かって新たな挑戦を続けます。
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