“もぐり狩り”と称してオートバイの男性らを次々に襲ったとして、警視庁少年事件課と府中署は、強盗傷害や器物損壊などの疑いで、東京都府中市の暴走族「椿連合」特攻隊長の無職の少年(19)ら18〜19歳の少年4人を逮捕した。同課によると、4人は容疑を認めているが、特攻隊長の少年は「後悔はしていない。オレに(矯正)教育はいらない」などと供述しているという。
同課の調べによると、4人は昨年11月から今年1月まで、府中市内をオートバイで走っていた15歳〜22歳の男性計5人を金属バットで殴ってけがを負わせて金を奪ったり、オートバイを壊したりした疑いがもたれている。
同課によると、少年らは平成2年生まれの不良グループ「02会」のメンバーが中心で、昨年10月、20年ほど前に結成されて平成12年に解散した暴走族「椿連合」を復活させていた。19代総長や特攻隊長などと名乗り、市内でほかのオートバイを見つけると「もぐりだ」と金属バットで殴るなどしていた。
同課によると、特攻隊長の少年は「ケンカが一番強い」として総長でなく特攻隊長になったが、1月7日夜、オートバイの無職の男性(22)を襲ったところ、男性の方がケンカが強かったため負けそうになり、仲間の110番通報で駆けつけた警察官に傷害の現行犯で逮捕された。
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