(cache) 君が代命令に違憲性なし 都立高教諭らの請求棄却 - 47NEWS(よんななニュース)
  47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  【PR情報】
  【PR情報】
  •  ニュース詳細     
  • 君が代命令に違憲性なし  都立高教諭らの請求棄却

     入学式や卒業式などで校長の職務命令に反し、国歌斉唱時に国旗に向かい起立しなかったことを理由に戒告処分などにしたのは違憲として、都立高校などの教諭ら172人が処分取り消しと1人当たり55万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、請求を棄却した。

     中西茂裁判長は、都の通達に基づく職務命令について「原告らの歴史観と緊張関係にあるのは確かで、思想や良心の自由との抵触が生じる余地はあるが、公務員である教諭らに卒業式などの儀式で一律の行為を求めることには合理性がある」として、違憲性や違法性はないと判断した。

     原告の大半は今回の訴訟とは別に、君が代斉唱の義務がないことの確認を求めて提訴。2006年9月の東京地裁判決は「強制は違憲」とする異例の判断を示した。現在東京高裁で係争中。

     判決によると、教諭らは03、04年の卒業式や入学式などで君が代斉唱時の起立やピアノ伴奏などを拒否。職務命令に従わなかったとして戒告や減給の処分を受けた。

     君が代伴奏命令については、最高裁が07年、都内の市立小教諭が戒告処分取り消しを求めた訴訟で「思想・良心の自由を侵害しない」とする合憲判断を示した。

      【共同通信】
    ロード中 関連記事を取得中...


    ソーシャルブックマークへ投稿: ソーシャルブックマークとは