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数日前、タイ航空でバンコクより帰国したのですが、着陸前のデモビデオで驚くような内容を見ました。 　タイトルにも書きましたが、外国人入国者に対する写真撮影と指紋採取の説明です。「これってマジ？」と唖然となって画面を食い入るように見ていたのですが、ほんとうにこれを実行するらしいですね。何を考えているのでしょうか、日本の法務省は？　 　今タイなどではイミグレで写真撮影があります。目玉オヤジみたいな格好をしたカメラが入国管理の担当者とこちらのテーブルの間に立っていて、黙っていても勝手に撮っているみたいなのです。これが導入されたときにも、なんだこれって思って少しびっくりしたんだけど、まだカメラってちょっとおふざけとか出来て愛嬌があるのですが、指紋採取までやるとこれはまるで外国人は犯罪者扱いですよね。もし僕が他国に行ってそういうことをやられるのなら、こりゃこちらから入国願い下げですよ。失礼にもほどがあるというところです。 　聞けば指紋採取までやっているのはアメリカだけということで、日本政府というのはまるでアメリカの犬っころみたいに物まね政策ばかりやるんですね。恥ずかしいったらありゃしません。 　テロリストが怖いわけですか？だからって入国する人を片っ端から指紋を採っていこうというわけですか？むちゃくちゃな考え方ですよ。それなら公平に、全国民、全世界人民までみんな指紋くださいってピースボートにでも乗って、法務省役人全員で托鉢姿になって世界行脚でもしたらどうでしょうかね？ 　こういうのはやめさせなきゃいけません。これを考えた人物は、恥ということを考えなかったのでしょうか？テロリストが怖いから、外国人全員に指紋採取を強制する。あるいは不法滞在者対策に有効だからですか？しかし、あんたらが考えた政策によって日本に来る旅行者に圧倒的に不愉快な思いをさせて、日本の国全体が貧困な精神ししか持ち合わせていないような印象を定着させるわけです。もういい加減、アメリカに右へ倣えはやめんかね？今からでも遅くはない、外国人をはじめ、善意ある国民のブーイングによって、こんなおぞましい制度は取りやめにしてもらいましょう。うん。

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