朝日の2ch荒らし発覚と重なってあまり話題になりませんでしたが、先週日本のマスコミにとって看過できない出来事がありました。

黒マッチョニュース:【マスコミ】中国共産党ナンバー5・李長春氏「良好な世論を作るよう努力してほしい」 日本メディア14社首脳と初懇談
1 名前:出世ウホφ ★:2009/03/30(月) 22:34:49 ID:???0
来日している中国共産党ナンバー5、李長春政治局常務委員(宣伝担当)は30日夜、
日本の通信社・新聞社・テレビ局14社の社長ら首脳と、都内のホテルで夕食を共にしながら懇談し、
両国国民の相互理解に向けて「良好な世論を作るよう努力してほしい」と求めた。

東京の中国大使館によると、中国指導者が日本メディア各社を一斉に招き、意見交換したのは初めて。
 
3月30日22時31分配信 時事通信 日本メディア14社首脳と初懇談=「良好な世論を」と李長春氏−中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090330-00000192-jij-int

2 名前:名無しさん@九周年:2009/03/30(月) 22:35:33 ID:uQON33/q0
親方から指示が下りましたwww

29 名前:名無しさん@九周年:2009/03/30(月) 22:41:21 ID:PSJr/+Sg0
「世論を作るよう努力してほしい」

政府主導の情報操作が中共の常識なんだろうなw
それがオカシイという事に気付いていない。

日本のマスコミは日本政府に言われたなら猛烈なバッシングするだろうけど、
中国様には逆らえませんね!W

時事しか報道しなかったというのも変です。マスゴミは誰が出席したのか実名を公表しろ! これまで連日のように「匿名社会」を批判してきたくせに。

こういう「言論統制」下で頼りになるのはネットだけです。
中南海ノ黄昏:李長春訪日し日本メディアに”要請”す
3年ほど前に当時のアジア局長・崔天凱が、日中協議の中で日本の外務省に「"日本のマスコミは中国のマイナス面ばかり書いている。日本政府はもっとマスコミを指導すべきだ"」なんて馬鹿な要請をして「"そんなことは無理"」と答えたというコントみたいな出来事がありました。

* 2006年01月10日「中国外交部の劣化

これ以降、日本政府に直接、日本のメディアの対中報道姿勢に対して要請したり苦言を呈したりしたというようなことは伝えられていませんが、事あるごとに「日本のメディアは騒ぎすぎる」とメディアに対して牽制を行い、また日本で対中世論調査が発表され、対中感情が悪いことが示されるたびに「日本のメディアが騒ぎすぎるからだ」と責任転嫁を行ってきております。

このような情況の中、今回遂にラスボスが登場したということです。というのも、反日暴動から毒餃子に至るまで、日本の対中感情が暴落の一途なのです。

「日々是チナヲチ。」様より。
李長春に説教されながら、その靴を念入りに舐めていた面々。
 ここでいう「友好」とはもちろん当ブログのいう「中共語」のことであり、日本人の考えるそれと同義ではありません。久しぶりに「中共語」の代表例でも並べておきますか。あちらの公式声明などを解読する上で重宝します。

 ●「対話」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
 ●「協議」→「中共の言い分の押しつけ」「中共からの命令伝達」
 ●「協力」→「中共への奉仕」
 ●「平和」→「中共による制圧下での非戦時状態」
 ●「友好」→「中共に従順」
 ●「交流」→「中共の価値観の押しつけ&軽度の洗脳」

 ……というもので、「東シナ海を平和の海・協力の海とする」と中国側が言う場合は、日本にとってとんでもないことなのです。「日中友好」なんて、何とおぞましい。

李長春は欧米のマスコミに対しても同じ言動をとるのでしょうか? まずありえないですよね。すでにマスコミに関しては日本は「中華人民共和国倭族自治区」状態といっても過言ではありません。

マスコミを手なずけた李の真意は「個人レベルのネット媒体を何とかしてくれ」ではないかというのが管理人・御家人氏の見解。ネット叩きと工作活動(笑)に必死なのが日本のマスコミですから十分ありえますね。

続・李長春のゲンメイに平伏する「下請け」各社。
 するってーと、当該エントリーをupした後にそれが明らかになりました。新華社に次ぐ官製通信社である中国新聞社が3月31日の夜に配信した記事に、

「他還會見、宴請了朝日電視台、共同通訊社、朝日新聞社等十四家日本主要媒體負責人」

 という一節があったのです。和訳すれば、

「彼はまた、テレビ朝日、共同通信、朝日新聞など日本の主要メディア14社の首脳を招宴し会見した」

 という意味。主語である「他」(彼)は李長春のことですから、「宴請」という単語によって日本の大手マスコミ14社のお偉方が呼びつけられて説教された、ということがわかります。

 ●李長春與日本主要媒體負責人交流並提三點建議(中国新聞網 2009/03/31/20:02)
 http://www.chinanews.com.cn/gn/news/2009/03-31/1626786.shtml

14社も雁首並べて、誰も「日本は中国とは違う、マスコミは政府の指示を受けない」と反論する奴はいなかったのかよ(怒
中国系ニュースサイトのほうが詳しいという悲惨なありさまです。
李長春常務委員、日本の主要メディアの首脳と面会
 李長春・中共中央政治局常務委員は30日夜、訪問先の東京で、テレビ朝日、フジテレビ、日本テレビ、NHK、日本経済新聞社、毎日新聞社、TBS、読売新聞社、中日新聞社、産経新聞社、共同通信社、テレビ東京、時事通信社、朝日新聞社など日本の主要メディアの首脳と面会し、両国関係の主流を正しく把握し、戦略的互恵関係の発展を加速させるために良好な世論環境を醸成することについて、重要な意見を伝えた。新華社が伝えた。

朝日は主筆の船橋洋一が出席。腐ってやがる… 全国紙以外で唯一選ばれたチュンニチこと中日は日頃の「貢献度」が評価されたわけですか?
 李常務委員は両国のメディアに対し、次の3点で引き続き努力するよう求めた。

 (1)両国人民間の相互理解と信頼を促し、「真実・全面・客観的」の原則と責任を負う姿勢に基づき、両国関係や相手国の状況を報道すること。

 (2)両国関係の発展の方向と主流を正しく把握し、両国関係の大局に立ち、各分野における両国間の互恵協力を積極的に促し、各分野における両国間の協力の強化にプラスとなるニュースを多く報道し、両国の戦略的互恵関係の推進にプラスとなる情報を多く提供すること。

 (3)両国メディア間の交流や協力を一層強化し、引き続き「北京-東京フォーラム」をしっかりと開催し、「中日メディア対話活動」をしっかりと実施し、率直で誠意ある、踏み込んだ、理性的な対話にプラスとなる新たなルート、新たな形式を創出し、両国人民の理解増進のためのプラットフォームの構築に努め、両国の共同発展の実現に貢献すること。

 李常務委員は翌31日に、読売新聞社とNHK本社への見学も行い、日本メディアの管理・運営状況を詳細に把握した。(編集NA)
 「人民網日本語版」2009年4月1日

「把握した」って思わず本音が出たところですか? 読売記事によるとナベツネが応対、こちらの記事ではNHKのスタジオに座りご満悦の李の写真。
そういやこいつの訪日中に、日本と台湾の対立を煽るような反日番組を流したのもNHKの「宗主国様への貢ぎ物」だったりして。
日本の田植え祭まとめ@Wiki - NHKスペシャル シリーズ「JAPANデビュー」

他にもいかにもな報道が続きました。
中国、アジア共通通貨を本格検討(朝日)
仏大統領:「チベットは中国の領土」胡主席と会談で確認(毎日)
おまけに上野動物園、300万人割れ 年間入園60年ぶり、パンダ不在響く(日経)も?

まあ朝日の「ネット工作」が失敗して既存マスコミの信頼は一層落ちるし、媚中派の二階も小沢も崖っぷちだし、貴様の思い通りにはさせねえ!とこちらはネットでゲリラ戦を続行するしかないって感じですかね。
李の「命令」にでてくる「北京−東京フォーラム」というのは言論NPO(代表は東洋経済出身)と中国日報社が主催し、花王・サントリー・ソニー・電通・富士ゼロックスなど錚々たる会社が支援。「中国様のご意見を日本側が伺う会」といっていいでしょう。
2007年01月14日 言論NPOはいったい何をしたいのだろう
中国について論じるなら、政府によるメディア規制はどう考える? 軍備拡張は?台湾は?特許権・著作権侵害や環境破壊は?なんかシンポとかみても向こうの機嫌を損ねないようにきれいごとばっかいってますよね。

確か去年の模様はNHK-BSと朝日新聞で報道されたはず。たかがNPO主催のイベントの分際で随分な優遇振りです。

「中日メディア対話活動」てのはこれですかね?(2008年3月26日)

もうやだこんな国…でも希望を失いたくはないものです。