後期高齢者医療制度を運営する「岡山県後期高齢者医療広域連合」(岡山市北区今2丁目、連合長・井手紘一郎真庭市長)で、任期満了に伴う議会議員の欠員選挙(欠員1)が行われている。3人が立候補し初の投票にもつれこんでおり、赤磐市議会で最後の投票が行われる。 同広域連合は、07年2月に設置された県下27市町村が加入する特別地方公共団体。予算や条例などを決める議会が設置され、議員は選挙で決める。 選挙は、同広域連合の規約と規則に従って行われ、定数は15。市議(定数3)、町村議(同3)、市長(同5)、町村長(同4)の4区分で、元の職業と同じ任期で欠員が出れば各区分で執行される。 今回は、田辺昭夫氏(倉敷市議)が1月31日で任期満了になったことに伴う欠員選挙。市議の場合、通常は県市議会議長会の推薦がないと、立候補できない。しかし、15市議会の総定数の12分の1(37人)以上の推薦があれば、立候補できる規定がある。 今回の同選挙では2月2日の告示後、田辺氏のほか、県市議会議長会推薦の大橋賢氏(倉敷市議会議長)、個人推薦の黒見節子氏(津山市議)が立候補。3月6日の3月定例新見市議会を皮切りに、各市議会で初の投票が行われている。 県内15市議会のうち、現在までに14市議会で投票が終了。残る赤磐市議会は、17日の懇談会で調整の上、臨時会を開いて投票を行う。