ファイヤープロジェクト
準備
2003-07-20T15:13+09:00   matsu
実行環境についての記述とサンプルのための入出力についての記述.
Lispというとemacsを連想してしまうが,今回はCommon Lispの特集ということで,処理系にはGNU CLISPを使用する.
apt-get install clisp
clispはプロンプトでLispプログラムを実行することができる.
$> clisp -q

[1]> nil
NIL
[2]> 
....
ファイルからLispプログラムを読み込んで実行させることができる.
$> cat hoge
(format t "hoge")

$> clisp hoge
hoge
プログラムを読み込んで実行する場合は,プロンプトの場合と違って式の評価値が表示されないので,プログラムで結果を出力する必要がある.
いきなり入出力について書くとLispの重要な特徴が薄れてしまいそうでちょっと恐いが,サンプルを作成する上で必要なので,他のプログラミング言語同様,基本的な出力方法を最初に書いておく.
(format 真偽値 "フォーマット" 値...)
Cでいうfprintfである.真偽値はtかnilである.tなら出力するし,nilなら出力しない.フォーマットはそのまま出力する文字列か,~Aである.~Aには後続する引数(上でいうと「値...」)が順に埋められる.
[1]> (format t "hoge~Afoo~A" "fuga" 1)
hogefugafoo1
入力は以下の式で行なう.
(read)
この式を評価した結果は,入力のシンボルである.シンボルの詳細は別途記述.
[1]> (read)
hoge
HOGE
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