北九州市議選(2月1日投開票)で偽の投票用紙66枚が見つかった事件で福岡県警は8日、偽造用紙で投票して代わりに正規の用紙をだまし取ったとして同市小倉北区、建設業、山村速人容疑者(33)ら4人を詐欺容疑で逮捕した。他に逮捕されたのは▽同市小倉南区、同、古口信太郎(25)▽小倉北区、同、涌波正登(25)▽小倉南区、建設作業員、吉永清澄(22)--の各容疑者。
容疑は山村、古口両容疑者は1月下旬、小倉南区役所の期日前投票所で偽造用紙で投票し正規の用紙1枚をだまし取ったとしている。山村、涌波、吉永の3容疑者は同時期に同投票所でもう1枚、投票用紙を不正入手したとしている。
県警によると、いずれも大筋で容疑を認めているという。北九州市選管によると、開票時に7選挙区中6選挙区から偽投票用紙66枚が見つかった。
毎日新聞 2009年4月9日 東京朝刊