2009-04-09
■[Rails] Railsでお仕事 
たまにはRails開発の事例紹介でも。
案件的には比較的小規模で10人月くらい。それでも某大手SIerはJavaで億単位の見積もりを出してきたらしい。
BtoBで、内容はASPの開発。契約企業ごとに使えるメニューや項目が細かく異なる。主に契約企業の営業さんらが使うツールということで、分かりやすく使いやすいUIが求められた。画面数は30画面くらいだけど、モーダルがいっぱい。Ajaxばりばり。
システム的には、Railsの動くLinuxと、裏でWindowsサーバが存在。
プロジェクトメンバーは3人。
PM1人、開発2人。
開発はRailsが1人(僕)、C#が1人。C#の人もRailsをやりたがったので少しは手伝ってもらった(この人はRails経験2ヶ月くらい)。
2週間で要件定義をして開発スタート。
開発開始2週間で、Rails側85%完成(管理画面以外)。さらに1週間かけてテストコードを充実させる。
開発開始1ヶ月で、Rails側ほぼ完成(デザイン以外)。Windows側もそれなりに動くようになった。
ここでテストサーバを稼働させ、お客さんによるテストを開始。
ここからは、毎週の打ち合わせでお客さんからのフィードバックをもらい、それに基づいて修正を行う。お客さんも参加でシステムを一緒に作って行く感じ。アジャイル本のような日々。
修正は、打ち合わせを午前中にしたとして、夕方にはテストサーバに反映。時間がかかるものでも2,3日後にはテストサーバで試せるようにした。
面倒なデザイン組み込みも2日弱で終了。いままで素っ気ない画面を見せられていたお客さんも喜ぶ。これでお客さんがやる気になり、新しいアイディアを出してくるようになる。
プロジェクト開始2ヶ月で、開発も落ち着いたので僕は別案件に着手。残りはC#の人に任せる。
開発期間が終わり、テスト期間になっても、毎週の打ち合わせとフィードバックの反映は続ける。
あまりに反映が早いためか、細かい修正がちょこちょこ来るようになる。開発期間も終了しているし、フィードバック反映に少しはありがたみを持たせようということになり、反映には2日ほど時間をおくことに…。
あとはドキュメント類を整備し、無事納品終了。検収終了。
今回は、このお客さんと仕事するのが初めてだったため、少し見積もりが安くしてあった。そのため、利益的には通常よりちょっと少なめ。
その代わり、お客さんにはかなり満足してもらえたので、次の案件ではきちんと貰う予定。次の案件も確定。こちらは大きめ。
開発開始後、はじめの10人日で8割完成、1ヶ月後にはフィードバック反映以外することがほとんどなくなってしまったので、Railsの開発は速いなと改めて実感。
奇麗に終わったプロジェクトだった。