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農業に安らぎ、生命力感じて・・・ 村に赤ひげ先生/新潟・関川村
掲載日:09-04-09
東京都新宿区の外科医、石井仁平さん(33)は、新潟県関川村に住まいを移すため、4月から東京と新潟で医師と農業の二重生活をしている。医師としてはまだ駆け出しだが、「都市の医療は病んでいる。本来、幸せのための医療のはずが、これでいいのだろうか」と悩んだ末、農村に拠点を移すことを決意した。ただ、「農業は本来、食べ物を作って幸せになるはずだったのに、そうなっていない」と、安らぎや生命力を感じる農業や人生を考えている。
石井さんは、東京の病院では院長をしている。生と死に向き合う救急医療の最前線での任務は想像を絶する世界だ。「救急病院での妊婦のたらい回しがあった。“診たら負け”といった現実がある。危うい患者はなるべく避けたい。外科医は助からない患者は診たくない。もしもの場合、責任はすべて担当医にかぶさってくる。これは本来の姿ではない」と、石井さんは話す。
・・・(詳しくは日本農業新聞紙面をご覧ください)