バスケットボールJBL(日本リーグ)のリンク栃木ブレックスを運営する「ドリームチームエンターテインメント栃木」(山谷拓志社長)は30日、08年度の収支見込みや来季の経営計画を発表し、練習拠点となる「マザータウン」構想や2軍にあたる「育成チーム」の設立などを明らかにした。
同社によると、08年度の売り上げは約3億6300万円を見込む。昨年入団した田臥勇太選手らの人気で、スポンサー収入は約2億3800万円▽チケット収入は約8700万円と当初の予想を上回った。
一方で、チケットは毎試合完売したものの、価格を低く設定したため、売り上げに十分反映されなかった。さらに、仮設スタンドの設置などで支出が増え、最終的には約2000万円の赤字となる見通しだ。山谷社長は「09年度はチケットの平均単価を上げ、人気選手のグッズを増やすなどして、必ず黒字を達成したい」と述べた。マザータウンは鹿沼市が有力候補だが、現在選定中という。【戸上文恵】
毎日新聞 2009年3月31日 地方版